稀勢の里

稀勢の里 まさかまさかの立合い、ナゼかは稀勢の里にしかわからない





本当に、まさか、まさかの立合いでした。春場所13日目、日馬富士との一番、稀勢の里は立合いにもろ差しを許し、一気に寄り倒されました。まさかの立合いとは、稀勢の里が左足から踏み込む立合いを選択したことです。

場所前の2月19日に更新した大相撲春場所予想の記事の中で、春場所の稀勢の里の見どころに、右足からの踏み込みと左足からの踏み込み、どちらが多いかと書きました。

初場所では右足が9回、左足が5回、不戦勝1回。左差しを優先する意味でも、左足からの踏み込みも面白いとは思っていました。

しかし先場所の唯一の黒星である琴奨菊戦は、左足から踏み込んだもの。完全な当たり負け、まだ本物ではないという感じでした。

もともと左足からの立合いを見せ始めたのはここ数場所、もちろんその数場所で成績が安定してきたのも事実です。まぁ、安直に結びつけるものでもありませんが。

新横綱の今場所、この「足」に注目してみていると、やはり従来の右足からの立合いを選択している稀勢の里がいました。ところが琴奨菊戦で、今場所で初めての左足からの立合いを見せました。結果は先場所同様の当たり負け、辛勝という相撲でした。

それで日馬富士戦には、左足からの立合いは無いと、ふんでおりました。それが・・・まさかです。立合いのスピードが勝負の日馬富士に、右足よりもやや当たりが弱くなる左足からの立合い。それでも日馬富士を止められるという自信だったのか?

もし自信があったとしても、先場所で5回、今場所2回目という頻度の立合いを大一番で見せるとは、かなりのリスクのはず。繰り返しますが・・・まさかです。その選択のポイントは、稀勢の里にしか分からないことです。

日馬富士も見事でした。右はやはり前ミツ狙いに見えましたが、左足が前にあったので距離が近すぎ、すぐさま差し込んでいったという感じでした。そのスピード、それを支える集中力の源は、先輩横綱のプライドでしょう。昨日の記事で書いた、稀勢の里に体現してほしかった「綱のプライド」でした。





力士名鑑 : 稀勢の里

 

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