高安

高安 の毛深いつながりで「熊のような四つ身」の完成を

力士名鑑の記事を書き続けている今日この頃ですが、テレビで高安が人気っていうのをやっていましたので。それが何か、高安の毛にさわるのが御利益?があるのか。その毛つながりというか、毛深いつながりというか、前回の「熊のような四つ身」っていうのにリンクしてますね。

ここでいう熊のような四つ身というのは、かつての武蔵丸の相撲をさしているのですが・・・。

武蔵丸 かいなの返し

かいなを返しただけで貴乃花の体が浮く、というよりも傾いていますね。横綱昇進後に武蔵丸は貴乃花に6勝1敗だったのですが、貴乃花が勝ったのは平成12年春場所だけです。(『感動した』のときの貴乃花の勝利は優勝決定戦。ここでのカウントは本割での話です)

この勝った場所というのは貴闘力が幕尻で優勝した場所で、貴乃花が当たったとき武蔵丸は貴闘力と並んで優勝争いのトップを走っていたときでした。このときも強烈に右のかいなを返され土俵際で絶体絶命、ねばって逆転のすくい投げを決めました。貴闘力への援護射撃で、いつも以上の力が出たのでしょう。

さて高安、かいなを返すというのは技術ですから簡単にはいきませんが、稀勢の里もそうでした。稀勢の里は左が強いですから左下手をほしがっていましたが、相手を起こすことを意識するようになって相撲が安定しました。

先場所、鶴竜が頭をつけて高安を攻略しました。もう簡単には胸を合わせてはくれないでしょう。これに高安が対応するためにも、かいなの返しが重要になってきます。

逆にいえば、鶴竜も(ひょっとして白鵬や日馬富士も)がっぷり四つでは高安に勝てないと思い始めているということで、「熊のような四つ身」で鶴竜(白鵬も日馬富士も)の頭を上げられれば、高安も一気にいけそうな夏場所です。

力士名鑑 : 高安




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