宇良 の相撲で大相撲が大きく変わる可能性、もちろん良い方に





宇良には、新しい相撲の可能性を感じます。ここ10年ほど、ブログやメルマガで力士の体重増と淡白な相撲について、何度か言及してきました。この部分に宇良の相撲が関わってくる、その予感です。

その一番の要因は、宇良の立合いにあります。宇良は立合いに仕切り線から下がり気味ですね。下がり気味の宇良がほぼその場にいたら、対戦相手は当然最初の一歩目は宇良に強く当たれません。強い二歩目が必要になります。

今、幕内で二歩目でも強く当たれる力士は少ないと思います。例えばかつての琴錦だったら、今の宇良に勝てるかもしれません。白鵬と日馬富士は別格として、今のところ琴錦のような立合いを出来る力士はそんなに多くはいません。

昨日のブログ記事の一歩目より二歩目が大事の貴景勝とは、今場所まだ当たってません。宇良ー貴景勝が楽しみです。宇良が、どう対応するのか。

10年以上前からですが、立合い勝ちした力士が絶対有利に立つという相撲の時代が、今に続いています。一歩目が、非常に重要視されています。大相撲以上に、これはアマチュア相撲で言えることのようです。

そしてそれが、淡白な相撲の一番の要因と思っています。宇良のような立合いは、もちろん、宇良のような足腰の力士にしか通用しない話ですが、逆に言えばそういう力士が増えると相撲が大きく変わる可能性があります。

残り腰があって後方に余裕がある力士は、一歩目の馬力に頼る力士の立合いに付き合わなくなるでしょう。そのとき、大相撲が大きく変わる可能性があります。時代によって、大相撲も変わっていきます。昭和40年頃の大相撲と今の大相撲が、大きく変わっているように。

大相撲力士名鑑 : 宇良

 




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