高安

日馬富士 に強い勝ち方をしたことに大きな意味が有る 高安 でした





大相撲夏場所13日目、高安日馬富士を破って大関を確実とさせる11勝目を上げました。対戦成績で分が悪く、特に先場所は相撲内容でも完全に圧倒された日馬富士を相手に、価値ある一勝となりました。

日馬富士には低く攻められ、左を殺される形で先場所は為す術なかった高安。得意のカチ上げも、日馬富士の尋常ならざる低い立合いにはリスクが多いものでありました。

これからの日馬富士戦は横綱対大関戦、看板カードとなるだけに来場所以降の高安を占う、重い一番とも言える取組。そういう意味では、相撲内容も重要なものでした。

立合いはカチ上げではなく左差し、右の上手が速かったですね。いつも日馬富士から低く攻められると、窮屈な体勢になっていた高安。今日は右の上手を引いたことで、左かいなの自由がありました。

投げを打ちながら右に回り、日馬富士の右からの攻めを封じた流れは、これからの日馬富士との対戦にも影響があるでしょう。今までの日馬富士の意識が、変わるような場面でした。

ここから離れることになりましたが、あの左四つの型は「大関高安」のイメージを膨らましたという感じです。カチ上げからの突っ張りと合わせて、かなり頼もしい取口になりますね。

勝負は、土俵際で一旦日馬富士が迷ったのもありましたが、迷わせた高安の足腰の強さも一因だったと思います。力強い勝ち方でした。右上手からの攻めの相撲は、来場所の楽しみにとっておきます。

とは言え、高安も27歳。そして横綱陣は皆、30歳を超えています。あと2日、これは高安にとって大切な2日間になります。13勝となれば、期待感がまったく違ってきます。

苦手の日馬富士からの白星が、高安の持ち味である体の強さ、体の芯の強さを充分に感じさせる勝ち方だったことに大きな意味があった、夏場所13日目でした。

大相撲力士名鑑 : 高安

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