NHKの大相撲中継で中入りの時間ですが、昔もいろいろとやっておりました。私が小学生ぐらいの時の記憶で「相撲用語解説」みたいのをやってまして、「火事場の釘ひろい」という用語について。
「火事場の釘ひろい」か「焼け跡の釘ひろい」だったかも、なにぶん50年近く前のことなので、定かではありません。しかしあのときに聞いて以後、人生で一度もこの言葉に再会しておりません。
簡潔に言うと、意味は「負け越したあとに、千秋楽までに一つでも多く勝つこと」が「火事場の釘ひろい」ということらしいですね。
負け越したからといって腐らずに、千秋楽まで全力を尽くすことが次の場所につながるという「相撲用語」というわけですね。そのときの白黒のテレビ画面で、力士が釘をひろってるイラストは、なぜか記憶にあります。
さて期待の貴源治、初めての関取場所もあと2日となりました。負け越しは決まりましたが、昨日の安美錦戦も積極的な攻めで良かったと思います。北太樹戦での手付き不充分でリズムが狂った感もありましたね、以後の立合いを見ていると。
あの後から両手を早めにつく立合いが多いようですが、大相撲解説で貴乃花親方が「一歩目よりも二歩目が大事です」と言っていた通り、あまり意識しないで思いっきり相撲をとってほしいですね。
今場所はとにかく突っ張りに徹底したということで、結果はどうあれ徹底してやったのは良かったと思います。廻しを引いたときの相撲も力強いものがありました。
まぁしかし体重が160kgというのは少し驚きましたが、貴景勝のときにも書きました、自分で自分の体をコントロール出来るのなら、体重は増えてもかまわないと思います。
出来れば足とお尻の肉に、もう少しメリハリというかキレがほしいとは感じました。貴乃花や三代目若乃花のような。いきなり横綱と比較しても、それはどうかという話で今場所も、あと2日です。