若浪 打っちゃり

やっぱり 見て凄いなぁと思うのは 若浪 だなぁ、最近の大相撲ファンに見てほしい





先日は「大相撲総選挙」での千代の山の14位について書きましたが、ランキングの30位以下に関しては分からずじまいでした。「強い力士」ではなくて「凄い力士」ランキングでしたので、意外な力士もいたでしょうね。

業師タイプとしては、10位に舞の海がランクイン。この要因は年代的にも最近で、そのうえ人気の高かった若貴時代の力士で舞の海を知っている世代が多いこと、現役のNHKの解説者であること、青汁をよく飲んでいたりして露出も多いことなどが上げられます。

三所攻めや八艘飛び、武双山戦の土俵際という代表作があることも原因でしょう。しかし業師が多かった時代の力士の四股名が上がらなかったことに、大相撲はまだマイナーかもしれないと思ってしまいます。

そういう昔の名場面は大相撲中継の中入りで紹介されたりしていますが、ゴールデンタイムではないだけに、昔の凄い場面というのは、なかなか目にすることが少ないのが現状です。

そのトップに上げたいのは、やっぱり若浪でしょう。一番は優勝した場所の前の山戦、土俵際でつま先立ち、操り人形のような状態から打っちゃた相撲。操り人形状態って、私すでに説明不能に陥ってますので、詳細はYouTubeで見るしかないですね。

同じ場所での明武谷との吊り合いからの、打っちゃりも凄かったですね。プロレスのスープレックスのように、後方に放り投げています。当時人気のプロレスラー、ビル=ロビンソンが人間風車と呼ばれていましたが、若浪の打っちゃりも人間風車っぽいものでした。

この時の若浪も顔が明後日の方を向いて、操り人形じゃないですが、魂が抜けたような感じです。打っちゃるのは「相手の息を抜いた瞬間」と語っていた若浪、感性を研ぎ澄ませた世界に入り込んでいたので、そう見えたのかもしれません。

昭和の人気力士と言えば貴ノ花、二番目に拍手が多かったのは高見山、というのがメジャーなところですが、それでは貴ノ花登場以前の記憶を辿ってみると、私の最も古い記憶に、「わ~か~な~~み~~」というオッサンの、よく通る声が残っています。

ゴールデンタイムで見てほしいと思います。以前にマツコと有吉の番組で栃赤城をやりましたけど、栃赤城も良いけど、若浪の方が最近の大相撲ファンは驚くだろうなぁ、と思いますけど。まぁ、私のブログが吊り出しと打っちゃりのことを書くことが多いのは、自覚しておりますが・・・。

大相撲力士名鑑 : 若浪

 

パワーストーンブレスレット:ローズクォーツで赤房をイメージしました




2件のコメント

  1. 動画サイトで見た貴ノ花戦も凄かった。年齢的に10歳近く離れていたので、対戦は多くないのだろうが、同年代ならいいライバルになっただろう。
    陸奥嵐との対戦だったか、NHK解説の玉の海梅吉氏が「二人でアゴ上げて、まるでパン喰い競争だ」と仰ったとか。陸奥嵐も「立合いいきなり首投げ」とか、トンデモ相撲の達人でした。

    舞の海、10位に入ったのか。解説者としてはともかく、力士・舞の海は素晴らしいからねえ。
    ずっと相撲関連のネット見てると、こんなに嫌われてる人、他にいないと思っていたので、意外でした。
    >>青汁をよく飲んでいたりして露出も多いこと
    案外これで票を伸ばしたのかな。日本会議は関係ない、と思いたい。

  2. shin2さんへ
    コメント、ありがとうございます。
    若浪は昭和の大相撲の象徴的存在として、もっとマスコミに取り上げられて、今の大相撲ファンに認知してもらいたい力士です。力士の育成にも影響するほどになって、吊り出しや打っちゃりの復活まで期待しています。話が大きくなってきてますが・・・。陸奥嵐も強烈でした。実は今回、若浪と一緒に書こうとしていたぐらいです。一番は、麒麟児を正面から吊り落とした相撲でしょうか。千代の富士や朝青龍は後ろからでしたが、正面から身も蓋もなく吊り落とされた麒麟児が可哀相なほどの陸奥嵐でした。

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