琴奨菊

阿武咲 ・ 貴景勝 ・ 琴奨菊 、星を伸ばして優勝ラインの高値維持をヨロシク





大相撲秋場所は平幕の優勝候補の阿武咲に、対抗馬の貴景勝が追い掛ける形で、このままで星を伸ばしてもらうのが一番の期待の展開です。さらなる混戦となれば、優勝ラインも下がってくるでしょうが、初めから混戦が予想された場所だけに、阿武咲と貴景勝がラインを下げずに盛り上げてもらいたいところです。

さらにベテラン部門の対抗馬、琴奨菊がどこまで頑張れるか。今場所の琴奨菊、下半身には色々と巻かれておりますが、上半身は良い感じです。何というか・・・「良い感じ」です。

よくテレビで、調子の良い力士に「今場所は体が張ってますねぇ」とか、負けが込んだ力士に「少し、痩せましたかね」などという解説を聞くと、「ふ~~ん」ぐらいしか思わなかった私ですが、今場所の琴奨菊の体は良い、と目に映ります。

琴奨菊は上半身の筋肉を鍛え過ぎの、張り過ぎで、それで筋肉をヤッちゃったわけですが、その後は体幹を鍛えることに重点を置いて、優勝を手にした力士です。その努力は、まだまだ体は限界ではないことを知らせてくれています。下半身の状態と15日間のスタミナ如何では、優勝候補に名乗り上げそうです。

筋肉と言えば、やはり今場所の休場力士の多さにも関わりますが・・・。何か以前より増して、筋トレが一般的になってるような。力士の口から「相撲の稽古」と区別して、「トレーニング」という言葉を、普通に聞くようになった気がします。

「筋トレ」と呼ぶと特殊なイメージですけど、「トレーニング」と筋トレのことを呼べば、完全に一般的になったと感じ、その普通の感じに違和感があります。結果が、すべてを表すでしょうが・・・。とにかく、下半身に対して上半身が発達し過ぎて、バランスが悪いのは間違いありません。

琴奨菊の話に戻ると、3日目の日馬富士戦は問題にすることなく、琴奨菊完勝でよろしいんじゃないでしょうか。待ったしなくても琴奨菊の勝ちだった、これでこの件はいいですね。日馬富士、アウト~~。

さらに貴景勝に話を戻すと、3日目の解説は貴乃花親方。貴景勝が「何とか(忘れた!)が出来るようになった」というコメントに、「出来るようになったということは、それが出来ていないということです」と、貴乃花親方。

さすが、よくこんな言葉がサラリと出るもんです。貴景勝が出来ると思えた何とか(やはり思い出せない)は、貴景勝が出来ると思った地点が到達点と思った時点で、「それは違うよ」という意味でしょうか。大相撲は深い、ということを感じさせる貴乃花親方の言葉の重さ。

それでも、主役は阿武咲。体の充実と相撲の幅が素晴らしく、今の緊張感を維持できるかどうかがポイントでしょう。・・・などと言うのは、中盤戦以降に言うことだ。でも言いたい。

大相撲力士名鑑 : 阿武咲 貴景勝 琴奨菊

 

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4件のコメント

  1. 琴奨菊vs日馬富士は琴奨菊完勝でOKですが、後味は悪い。
    三日目終了時でこんなこと言うのもおかしな話だが「落ち着かない秋場所」だ。中日ぐらいには優勝争いも絞られてくるのか。でもトップが5勝3敗で15人とかでも不思議じゃない。
    休場力士はもう出ないようお願いしたいが、これすら先行き不透明だ。

  2. shin2さんへ
    コメント、ありがとうございます。
    確かに、落ち着かない場所ですね。しかし優勝ラインが下がるのは、やっぱり夢が無いものです。阿武咲と貴景勝と琴奨菊に、12勝・13勝を期待したいと思っております。

  3. 貴景勝は確か緊張しないで、変に硬くならず、自分の相撲が取れたみたいな事を言ってましたね。

  4. 伊藤さんへ
    コメント、ありがとうございます。
    貴景勝はセンス抜群の取口、ヤンチャな面構えで、「緊張しないで・・・」というコメントはしそうですね。それが良い面に出るのと、また違う方向に出る可能性もあるでしょが、違う方向に出そうでも貴乃花親方がいますので、まぁ大丈夫でしょうね。良い師弟関係と感じます。

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