阿武咲

琴奨菊 と 阿武咲 のマッチレース、千代大龍 のアイロニー、そして北勝富士 のレット・イット・ビー





琴奨菊の完勝で良いのではないかと、軽い感じで書いた日馬富士戦でしたが、琴奨菊の手付きが不充分ではないかということを、チラッとネットなどで目にしました。何と申しましょうか・・・。

仕切りで「手を下ろす」という所作と、「手を付ける」ということが混同されているように感じます。審判委員や行司の対応に一貫性が無いとも言われておりますが、実は以前よりも一貫性は出てきたかなと、個人的には思っていました。

たしかに立合いの成立についての判断は、難しいものです。その難しさのために、アマチュア相撲のルールは完成したという部分があるでしょう。しかし大相撲は、難しいものを難しいままで、通していかなければならないものだと思っています。

その件は、またそのうち。とにかく琴奨菊が、本当にこのまま行ってしまいそうな雰囲気です。あの不自然なほどに上半身の筋肉が張っていた体が、今は理想的な力士体型に見える不可思議。

いかにも投げ技に弱そうだった体付きが、今場所は何とも言えない安定感を思わせる琴奨菊。ホント、シルエットが違う・・・気のせいではないでしょう。これは、ひょっとすると、ひょっとします。

そして今や大本命の阿武咲、いよいよ5日目は日馬富士戦を迎えます。楽しみです。激しい相撲が期待されます。ライバルの貴景勝は一歩後退、貴景勝は器用さが裏目に出たような気がします。阿武咲と琴奨菊のマッチレースとなるか?

そして190kgとなったらしい、明月院。「体重の増量・思いっ切り立合い重視・突き押しからの引き技」、まさに現代相撲の究極のスタイルのような千代大龍、しかし私は全く正反対の不思議な感覚に襲われるのです。

「オレの引き技を食うようじゃ、オマエら、まだまだだな」、千代大龍の引き技にそんなメッセージを感じるのです。現代相撲へのアイロニー、それが千代大龍。引き技が織りなす、逆説的真実。私の感覚が、ズレてるみたいですね。

もう一つ、初日の照ノ富士戦で一瞬廻しを引いて、批判を受けたっぽい北勝富士。またも廻しを引いて、日馬富士を破りました。押しに徹しなくても、レット・イット・ビーで良いんじゃないですか。だって、体が覚えていることが一番だと思いますよ。

大相撲力士名鑑 : 阿武咲 琴奨菊

 

パワーストーンブレスレット:ローズクォーツで赤房をイメージしました




2件のコメント

  1. 北勝富士、四つ相撲のほうが安定していると思う。基本突き押し、廻しも取ります、でOKでしょう。
    ワタシが相撲見始めた頃は、日本人で190㎏の力士は外四つで引っ張り込んで体重で圧倒する、義ノ花のような相撲が標準だったんですが、ガンガン当たってバンバン引き技という千代大龍の相撲は「現代相撲の究極のスタイル」で正解だと思いますよ。
    それにしても千代大龍、重度の糖尿病で網膜剥離に緑内障も併発していたはずだが、健康管理は上手くいってるのか?まあ絶好調だからOKなんだろうが、なんとも不思議な力士だ。

  2. shin2さんへ
    コメント、ありがとうございます。
    北勝富士は、味のある力士になりそうですね。最近は、「廻しを欲しがるな」的な話が多いように感じます。「廻しを引いては、今のオマエでは勝てない」、よりも「今は勝てなくても、いつか勝てるようになる」の方が、スケールの大きな育て方だと思いますが。もちろん、力士それぞれで違うわけですから、その力士に合った、ということで。千代大龍、アマ時代の評価も高かったし、「体調が完璧なら、ちょっとレベル高いよ」みたいな雰囲気が出ているような。真面目な風貌が多い最近の力士の中で、異彩を放つ個性派でやってほしい期待があります。

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