日馬富士

このプレッシャーの中、日馬富士 に対する横綱審議委員会の委員長のコメントは如何なものか





秋場所も序盤戦を終わり、中盤戦への興味など書きたいところですが、今日の朝刊に載っていた横綱審議委員会の委員長の日馬富士に対するコメント、これは如何なものかと。

「安定感という意味では前からないけど、気力が続くかどうか。横綱として頑張って欲しいよ」。委員長にまでなっているので、何かの分野で何かはした人でしょうが、品格の無いコメントです。

日馬富士が「前から安定感が無い」?、白鵬と全盛期が重なりながらの8回の優勝、終盤まで優勝争いに絡む仕事を何度もやっている、この横綱に対しての「安定感の無さ」の判断基準は何でしょう。

ただ問題は最後の、「頑張って欲しいよ」の「よ」です。原文のママと思いますが、本来は「頑張って欲しい」でしょう。体調不充分の横綱に対する、何の気持ちも感じないのか? そもそも日馬富士のケガの具合なども、分かるほどに大相撲を見ているのか? 今風に言えば、身も蓋もない「上目線」。そして少し投げやりの、「よ」。

横綱審議委員といえば好角家、それもかなりの、というのがイメージでした。高名な作家の横綱審議委員がまだ若い頃に大関清水川の大ファンで、あまりに好き過ぎて清水川本人に会えなかったという話もありました。当時もすでに有名で、会おうと思えば会えたのに、のうえでの話です。

あの内館さんも朝青龍に対して辛辣でしたが、それも彼女が最も大相撲にあこがれていた時代の横綱像があってのことだったと思われました。話の端々に、大相撲へのあこがれを感じましたから。

それに朝青龍が強いまま引退したため、今回のようなコメントとは違いました。強い朝青龍に対してだから、多少の厳しさでも変な感じにはならなかったし、朝青龍とは良い緊張関係って言えたんじゃないでしょうか。

初日から日馬富士は腰が軽く見えて、過酷な15日間を予感させたのに、「一人横綱、気迫の土俵」みたいになってましたね。前への圧力が足りず、投げで決めていた印象でしたが。その状態での、一人横綱のプレッシャー。

とにかく「頑張って欲しいよ」の「よ」は、腹が立ちます。ブログであまり感情的な文章は書きたくないけど、何か「大相撲の人生幸朗」を目指してみようと思ってしまう、今日この頃です。

「若者に人気の桜田淳子、去年のトマトは青くて固かった。でも今年は甘いでしょ・・・一年経ったら、トマトは腐っとるわ!」・・・あっ、人生幸朗は文句を言う前に、一度はホメるんだった。

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2件のコメント

  1. 五日目の阿武咲戦を見ると、日馬富士、左肘だけでなく左腕全部使いものにならないんじゃないか。三横綱が休んでいるので、貧乏クジ引かされたような立場だが、あまり無理はしてほしくない。
    もう横審と日刊ゲンダイは「お前はアホか」扱いでOKだと思いますよ。
    >>3横綱休場でも大盛況 大相撲はバブル人気の“異常事態”
    >>https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/213301/2
    >>多くのファンは内容を問わず、相撲なら何でもいい、ということでしょう。
    いや中澤潔先生、チケット代出して相撲見に来てくれている観客ディスるのはやめましょうよ。記事の中でもボヤキまくってますが、ナニ言うても許されるってことはないですよ。人生幸朗師匠も、最後は相方の生恵幸子師匠に怒られて漫才終わってますよ。

  2. shin2さんへ
    コメント、ありがとうございます。
    中澤氏の記事も読みました。何というか、具体性の無い内容ですね。その記事を載せている媒体(日刊ゲンダイ)も、大相撲に対する薄~い認識で書いている、大相撲人気にオンブされて書かれたものですね。マスコミも横審も、実際の土俵の上の力士に関する意識の低さ、想像力の欠如を感じます。

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