千代大龍

千代大龍 、第一人者としての紙一重の差を見せつけろ





千代丸に続いて、今回は千代大龍を力士名鑑に加えました。ということで、千代大龍のブログなわけですが、「突き押し&引き叩きの象徴的存在」という言い回しで、何度か本ブログにも登場しておりますね。今回は初めて、千代大龍中心に書きます。やはり今の土俵で、千代大龍は外せません。

千代大龍の学生相撲時代に、「今年のアマ相撲で一番楽しみなのは明月院」という記事を読んで、輪島や出島のことが頭に浮かび、「明月院」という四股名になるのかな、と何故か思いました。

「院」の字が四股名に使われることはないのに・・・それだけ格好良い名字だなぁ、と思ったからでしょうか。「千代大龍」の方が、いかにも、アリがち、って感じでしたね。

まぁ四股名はさておき、名字のせいで入門前から注目していたわけで、学生相撲出身力士が増えた昨今では、それは私にとっては珍しいことでした。それだけ、当時の明月院への期待は大きかったですね。明月院がどんな相撲をとる力士で、どんな体型なのか等々。

最初の印象は「見るたびに、いろんな相撲をとるなぁ」、いわゆるオールラウンダー、イメージとしては雅山に近い、雅山も突きと叩きがあったなぁ~~、というものでした。面構えも悪役風?の共通点。体重も重量級。

しかし雅山よりも当たりの強さは上回り、やがて四つ身は減っていき、突き押しと引き叩きの濃度は増していきます。そしてここは強調しますが、何事もその分野でナンバーワンになるのは大したことだということです。

突き押し&引き叩きの力士がひしめく土俵でも、千代大龍は今、その道のトップに立っています。第一人者、その道ってのもアレですが。そしてあの風貌です、松鳳山も真っ青。何かしそうだ、という雰囲気は松鳳山など足元にも及ばない。

今や、三役から前頭上位で活躍してほしい力士となりました。千代大龍の相撲に近い型を持った力士は多くとも、極めれば個性派力士となるのが面白いところ。何事も徹底することです。

炎鵬との取組なんかは、画像としても魅力がありそうです。しかし一番絵になりそうなのは千代大龍VS千代丸か。絵になるだけでなく、相撲の展開も興味深い。千代大龍の当たりを、千代丸の柔らかさで吸収できるか。土俵際に強い千代丸に、千代大龍はどのタイミングで仕掛けるか。同部屋で見れないけど。

相撲協会の発表では182cmで190kg・・・ここまで来たか、という感じ。今まで力士の体重に関しては何度も書いておりますが、この190kgの体を自在に扱えるのなら、190kgで問題ないと考えますが。

昔だったら若見山の177㎝・176kgが代表格でしたが、当時はいろいろな体型と相撲の型の力士がいての若見山の存在。今の千代大龍には似た体型で似た相撲の型の力士が多いわけですが、そこに紙一重の差を見せつけてくれたら、これは相当に格好良いぞ。

大相撲力士名鑑 : 千代大龍

 

パワーストーンブレスレット:ローズクォーツで赤房をイメージしました




2件のコメント

  1. 平成23年の技量審査場所以降「突き押し&引き叩きの力士がひしめく土俵」となったと考えます。
    千代大龍は技量審査場所が初土俵、まさしく突き押し&引き叩きの申し子だ。
    ただ、あまりにもこのタイプの力士が多いので、そろそろ本格派の四つ相撲の若手が見たいと思ったら、やっと朝乃山が出てきた。でもしばらくは突き押し&引き叩き時代が続くか。

    >>そしてあの風貌です、松鳳山も真っ青。
    「真っ青な松鳳山」というのも見てみたい、と思ってたら、松鳳山の師匠の二所ノ関親方が大変だ。千代大龍の話から離れるが、二所ノ関親方の復帰を祈ります。

  2. shin2さんへ
    コメント、ありがとうございます。
    朝乃山は、相撲の型も体付きも期待出来る若手力士ですね。スリ足に課題が残る感がありますが、九州場所での活躍が期待されます。四つ相撲では、やはり貴源治の相撲に注目しております。一気に飛躍して、幕内を盛り上げてもらいたいと思ってます。

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