鶴竜

四股名の漢字の意味を英語で解説したページを作りました、そして来年はまず鶴竜





相撲協会の理事会の決議が発表され、それに対する見解が関係者も一般人もいろいろと語っている今日この頃ですが、私は全く分かりません。貴乃花親方がどう出るのか、かいもく見当がつきません。

ということでこの話は避けまして、このブログで「English」という項目を作りました。「Names of Sumo Wrestlers」というページで、力士の四股名に使われる漢字の意味するところを英訳で解説しているページです。

10年前に、私が作成した小冊子から抜粋したものです。もったいないので、このブログに貼り付けることにしました。外国人の大相撲ファンにも読んでもらえるかな、というスケベ心もありますが。もちろん訳者は私ではなく、専門の人がしております。

当時の私のブログは昭和40年代の力士を中心に書いていまして、だから四股名に関しても昭和40年代的です。日本人は自然や故郷を大切にする心を持ち、それが四股名に使う漢字にも現れているという内容です。特に外国人を意識した内容なので、そういう傾向になったわけですが。

10年前は、例えば昭和30年・40年代に隆盛を極めた「川」などは見当たらない状態でした。「川」は高度経済成長期には環境汚染の象徴のような存在で、公害病も発生しました。また今では災害対策もあり、かなり人工的にもなりました。そんな部分もあってか、「川」は減ったのかもしれません。

清水川の誕生については、最近は話題にも上がりません。いわゆる、棚上げ? 昔は「山」の次ぐらいに多い感じでしたので、一人ぐらい出てきてほしいものです。

また故郷に錦を飾る、「錦」も減りました。今は最年長の安美錦ぐらいですね。郷里ということで言えば、「里」は稀勢の里がいます。「国」は千代の国。

八百万の神を意識した四股名の漢字、「山」「海」も以前ほどは無いし、自然現象では尾車部屋の「風」が頑張っています。しかし最近は特に、本名のままの四股名の力士が多く、大相撲と神事的な感覚は薄れているのでしょうか。

年の瀬ですから四股名の話はこれくらいにして、来年は・・・若手力士の成長はもちろんですが、まずは鶴竜にもう一花咲かしてもらいたい。理由は、ネット上で鶴竜の実力を軽んじる発言が多かったから・・・。

何と申しましょうかぁ、今年はマスコミやネットのコメントに反応し過ぎた部分もありました。来年は、もっと純粋に土俵を見つめなきゃ、と自己反省して年を越します。では、良いお年を。

大相撲力士名鑑 : 鶴竜




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