照ノ富士

照ノ富士 と高校野球、相撲の育成方針も変わらなければ横綱は・・・





高安世代、遠藤・逸ノ城・竜電の活躍を喜んでいる私ですが、この世代の先頭を走っていた照ノ富士が糖尿病です。力士の大切な筋肉であるお尻が萎んでいるのが、体調の悪さを物語っています。

糖尿病を力士の職業病などと呼んでいたのは大昔のことにしなければいけないし、糖尿病は恐ろしい病気だと明確に認識しなければならないのが現代というものです。

何年か前に、ある相撲の名門高校がテレビの取材を受けていて、部員たちが焼肉屋に行く場面を見たことがあります。店に入ってすぐに、部員は肉をたのまずに白ごはんを人数分。

ナレーションで、これは「太るため」という説明が入り、出演者は一斉に驚くという番組の流れでしたが、何のことは無い、高校生の時期から血糖値を無理矢理に上げる食生活をしているだけだ。

こんなことでは、30歳ぐらいで全盛期を迎えられるような体でいられるのか? 千代の富士や霧島や日馬富士は、「軽量なのに強かった」のではなく、「筋肉が霜降りじゃなかったから強かった」が真実だと思います。

ここで何故か高校野球について・・・タイブレーク導入ってことになったそうで。かつてエースが投げ抜いていた高校野球も、控え投手が出てきたり、最近は二人のエースに中継ぎまでも。準々決勝の日程も変わりました。高校球児のケガの予防に、ますます気を使うようになったわけです。

「怪物」江川卓に投げ勝った銚子商業の土屋の外角低めのストレート、本当に最高に素晴らしかった。翌年には篠塚とともに全国制覇、だけどプロ入り前にヒジを壊して・・・。そういうケースが多過ぎましたね。

言い換えれば、甲子園はもちろん目指すが、最終的な目標をプロ野球での活躍において、選手にケガをさせないことを重視する、という方向になっていると言えるでしょう。

それでは相撲はどうなのか。学生相撲出身の横綱が、45年前の輪島のみという現実。だから当然、学生相撲出身力士には横綱を期待していない私ですが、現在の学生相撲出身力士の多さから鑑みるに、横綱を目指せる力士はさらに少なくなったということか。

大相撲でトップを目指すなら、中学生でも高校生でも大学生でも、その時点での優勝を目標に体重も増やし過ぎれば、それは支持できません。もちろんアマチュアでの成果が最終目標の少年なら、それは問題ないわけですが。

初めから、「今は勝てないかもしれないが、25歳ぐらいから最強を目指す」ということで体重を増やさず筋肉を鍛え、そして「大きな相撲」をとらせる指導者、目標を大相撲の横綱として育てる指導者が必要ではないかと思ってしまう。ひょっとして、モンゴル相撲の稽古も必要かも。

さいとうたかを氏の、「最近の力士は太り過ぎ」という提言に、「入ってきたときから太っている」と答えるしかなかった春日野親方。何らかの策は、必要かもしれませんね。

大相撲力士名鑑 : 照ノ富士




2件のコメント

  1. 昔は入門前アンコでも、入門後しばらく経つと体重が落ちて、それからまた体が大きくなっていくのがルーティーンだった(貴花田改め貴乃花が最後か)と思うが、現在は「入ってきたときから太っている」→「そのまま太り続ける」ようだ。

    >>湘南乃海 大きな体でこつこつと
    >>https://www.jiji.com/jc/v2?id=2017sumo_hope_11
    >>やみくもに食べていた食事の取り方も改善。糖尿病の発症を恐れるあまり食事の量を控えていたところ「いっぱい食って稽古をすれば大丈夫」と師匠に諭され、野菜から先に食べるようにするなど気を使うようになった。
    湘南乃海は「中卒・相撲未経験」で入門した最後の大物かもしれない。初場所3連勝4連敗だったが、全く気にする必要はない。高田川親方の指導方針に間違いはないはずだ。

  2. shin2さんへ
    コメント、ありがとうございます。
    今は食生活が変わったからでしょうか、多少の稽古では新弟子も絞れなくなったのかもしれません。稽古量が違うのかも。竜電のコラムをいくつか書きましたが、輝も着実に地力をつけていますね。あの体型でも、期待を感じさせてくれます。湘南乃海も、両先輩のように着実に伸びてくれると思います。

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