鶴竜

鶴竜 は勝っても負けても、大相撲というものを表現してくれている





昨年末、平成30年最初の期待は鶴竜の復活と書きましたが、理由はネット上で鶴竜の実力を軽んじる発言が多かったから、とも書きました。これは例の件で、大相撲ファンではない人の目が大相撲に向いたためで、そしてそういう人で鶴竜に強さを感じない人は意外に多い、と感じます。

鶴竜の相撲の巧さは、一般の方には伝わりづらいものなのかもしれません。そしてあの鶴竜の「顔」、この温和そうな顔にも要因があるかもしれませんね。だから軽んじた・・・とは言え。

結構、鶴竜に対する言葉はキツいものも多かったし、ここはやはり鶴竜に大相撲の深さを見せてもらって、そういう人たちをギャフンと言わせたい。(ギャフンも伝わりづらいか・・・)

今場所の鶴竜の相撲は大相撲ファンにとって、何というか微妙に言葉として相応しいかどうかだが「心地良い相撲」を見せている、と思う。「ここでは、こうする」という理に適った、理詰めの相撲をしているという感じの心地良さ。

さらに、ここに来ての連敗。休場明けで15日間は厳しいだろうと思っているところに、きっちり厳しいことを伝えてくれる。その敗因が引き技で、コメントも「勝ちたい気持ちが出てしまった」みたいなコメント。

直接対決ではなく、15日間を勤めあげての総合成績で覇権を争う大相撲。そして勝ちたいだけだと、15日間で必ずほころびが見えてしまうのも大相撲。そういう大相撲の本質の部分も、黒星をもってさえ鶴竜は伝えてくれています。

鶴竜の強さは一般の方には伝わりづらいと書きましたが、今場所の鶴竜の勝ち続けた相撲内容や連敗の敗因など、大相撲を知らない人に大相撲を伝えるのに最適の話かもしれません。なぜ鶴竜は強いのかを知ることで、大相撲を知ることが出来るでしょう。

そして見た目の筋肉や豪快な取口など、もっとも強さが分かりやすい栃ノ心との優勝争い。琴錦が指摘したように、いきなり横綱VS若手力士では土俵のレベルが下がる、高安世代に頑張ってもらわないと、という思いでしたが、高安のちょっと年上の栃ノ心の活躍は頼もしい。

土俵以外の話題も残念ながら出てきておりますが、土俵上は面白い展開で最終盤を迎えている大相撲初場所でございます。

大相撲力士名鑑 : 鶴竜




2件のコメント

  1. まさか鶴竜vs御嶽海が、連勝ではなく連敗を止める対戦になるとは思わなかった。鶴竜の「絶対に決まらない引き技」がまた炸裂するか。
    栃ノ心vs逸ノ城の「デカくて強い相撲取り」(この場合「力士」ではなく「相撲取り」が正しい)対決も楽しみだ。嘉風戦の逸ノ城のノド輪、怖かった…
    高安が3敗で頑張っている。案外優勝争いのカギを握っているかもしれない。
    ドサクサで豪栄道がまたカド番危機だ。鶴竜と御嶽海のどちらかに勝たなければいけないが、後半両力士とも調子を落としているので、ギリギリ8勝できるか。どこかケガしているような気もするが。

  2. shin2さんへ
    コメント、ありがとうございます。
    今場所の優勝争いの展開は、トップの争いだけでなく脇役も充実していて、さらに取口も個性的で、これは大相撲の醍醐味ともいえる展開になっておりますね。高安の頑張りが、さらなる盛り上がりのカギを握っていると、私も激しく同意します。

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