輝

輝 と現代大相撲の戦いはこれからだ、貴公俊は一場所停止だ





貴公俊は一場所の出場停止のようだ。貴乃花親方寄りのSNSの人でさえ、「落としどころは二場所出場停止か」なんて書いていた。私は一場所が妥当だと思うが(甘いと言うでしょうが、幕下で二場所はどんだけ下がるんだ)、貴乃花親方の態度一変の効果あっての一場所ということかな。

ということで、今回のコラムは輝。昨年あたりからの若手力士の活躍の中で、輝は今のところ目立てていない、はっきり言うと。幕内在位も12場所、大関候補と呼んでも良い力士が次々と現れる中、そう呼ばれる存在では、まだない。

輝は突き押しと四つのバランスを、何やかやと言われそうなタイプの力士だと思う。あの体格と体型、パワーなどをどう生かすか、その取口を評論したくなる力士だ。

しかし私は前回の竜電のコラムで、相撲の型は「作る」ものではなく、「出来上がる」べきものだと書いた。だから評論家が、うんぬんかんぬん言うべきではない。評論家は言うべきではないが、しかし大相撲ファンのブログでは書いていいのだ。矛盾してないのだ。(バカボンのパパっぽく)

今は突き押しの割合が少し多いか・・・、やはり四つになった相撲を想像してみよう。四つ相撲となると理想の取口は、輝は足が長いから、まず思い浮かぶのは差し手を返して、相手力士の重心を高くする相撲だ。

自分の重心を低くするよりも、相手の重心を高くする方が理に適っている。北の富士や武蔵丸を思い起こす。これは技術的には、かなり高い。簡単に身につくことでは無い。言うは易くだ。

突っ張って、相手を起こしておいて差し込んでいく。これも北の富士と武蔵丸、さらに古くは千代の山や佐田の山・・・千代の山の現役の姿は知らないけど。皆、出羽海一門の横綱か。たまたまだけど。アッ、北の富士は大関までか。

輝は胸を合わせるような四つ身は、あまりイメージが湧かない。時間も掛かる。いっそ栃ノ海のような、四つというよりも両前廻しを引いて寄り立てる相撲。やっぱり出羽一門の横綱だけど。

大相撲史に残る小兵横綱の栃ノ海の相撲が、大きい輝に合っていると想像する・・・勝手な想像だけど、がっぷり四つの輝よりもリアルだ、あくまで私の頭の中で。片方をハズ押しで、割り出しも良いなぁ。得意手は割り出し・・・輝っぽい、武骨な決まり手が。

武骨というか、輝の魅力はその土俵上での力士らしい表情にもある、と思う。その裏返しで真面目過ぎるというか、それが取口に出ている、ような気がする

引き技に弱いのは足が長いのもあるけど、それを意識して低くいこうとして頭が低くなって、上体と下半身のバランスがぎこちなくなり、そこをつかれていると思う。

それと輝を見ていて、今さらに最近の力士の引き技の巧さは感じる。輝が幕内上位から三役に駆け上がるには、現代相撲に勝たなくてはいけない。輝と、現代大相撲の戦いとなる。何か話が大きくなってしまったが・・・これで良いのだ。

大相撲力士名鑑 : 




2件のコメント

  1. 輝、幕内12場所で、初日の成績が2勝10敗だ。
    高田川部屋だから、稽古量が不足しているはずがない。場所前の調整ミスは考えられないが、初日に勝てない。やや緊張に弱いタイプなのか。
    ずっと高田川部屋の部屋頭だったが、夏場所は(4年兄弟子だが)竜電に取って代わられそうだ。
    これを発奮材料にして、と勝手に考えるが、なにか刺激を受けて見違えるようになる、という力士でもなさそうだ。気長に見ていくしかないか。

    「現代大相撲」の申し子といえば阿炎か。春場所十四日目、大先輩の元大関琴奨菊に立合い変化して勝ったのには驚いた。土俵上では大先輩でも気後れする必要はない、とはいえ、実際目の当りにすると「コイツすげえ」となる。
    輝より3年後輩だが同い年だ。番附では逆転された。水と油、というと言い過ぎか。でも見習うところはあると思う。

    高田川部屋の1年後輩の白鷹山が新十両だが、これも輝には刺激になりそうもないなあ。

  2. shin2さんへ
    コメント、ありがとうございます。
    私の春場所の注目力士は、竜電・輝・阿炎でしたので、次回のコラムは阿炎になるわけですが、輝とは対照的な内容になるのでしょうか。イメージとしては、幕内を自分の色で闊歩する阿炎と、何か相手に合わせてるように見える輝、という風に見えます。極端な言い方ですが。両力士ともに、大関レースに参戦できるか、これから楽しみです。

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