御嶽海

御嶽海の大関挑戦は「平成の大相撲」の集大成・・・かな?





御嶽海の大関獲りが注目される秋場所、今の上位陣の年齢を考えても、大関昇進となれば一つの節目になるわけですが、今さらながら御嶽海は「平成の大相撲」を象徴する力士と思います。

その相撲の取口や体型は今の大相撲の集大成的な・・・、というと否定的な話に持っていこうと思われそうだが、そう思われないように慎重に書いていきたい。

今回は「引き技」にフォーカスして。「平成の大相撲」、特に朝青龍時代以降は「引き技がキレイに決まる」時代とも言える。これについては、「ぶつかり稽古の不足」を何度か書いてきた、実際の稽古を見てもいないで・・・。

しかし視点を変えると、話も変わってくる。朝青龍時代以降の「引き技の進化」の凄さ、という部分だ。一つは欧州出身力士に多かった、レスリング経験者による引き技。

レスリングには相手の首根っこを押さえて、素早く引っ張り込むような動きがあったと思うが、露鵬あたりが巧く応用していた記憶がある。

これに対抗するわけではないだろうが、豪栄道がよく見せている、相手の突き手を払うような引き技が開発された。「開発」という言葉を使うと皮肉に受け取られそうだが、違う。と思う。

昭和40年ごろの引き技と比較すれば、分かりやすい。当時は、意外と強引な引き技が多い。突き手を払うだけの引き技よりも、リスクは大きかった。洗練されていなかった、とも言える。

それに今の引き技は、「バタッ」という感じで見事に決まる場面が多いが、これも力士のモロさだけでなく、見方を変えれば、引き技のタイミングが研ぎ澄まされてきたということか。

書いていて、本気で書いているのか、皮肉なのか自分でも分からなくなってきたが、朝青龍時代以降の大相撲の変化の一つには上げられるだろう。

その完成形として臨機応変・硬軟自在の御嶽海が台頭し、その流れの中で貴景勝や阿武咲が続いていく・・・。平成最後の年に、平成の大相撲の集大成として御嶽海の大関昇進が見られるのか。

それにプラスして御嶽海には、昭和の春日野部屋伝統の栃ノ海や初代栃東のような動きも見せてほしい、一番上を目指すなら。

大相撲力士名鑑 : 御嶽海




2件のコメント

  1. 明日30日、大相撲の専門誌が3冊発売されるが、月刊「相撲」以外の新興の2誌の表紙が稀勢の里がメインだ。
    >>https://pbs.twimg.com/media/Dlwa_PXU8AALy0K.jpg:large
    >>https://pbs.twimg.com/media/DlwavJNVAAAFHrk.jpg:large
    稀勢の里は秋場所出場を明言していないはずだが、マスコミが「追い込み」にかかっているのか。
    御嶽海がメインの表紙では本が売れないのか。御嶽海の故郷・長野では絶大な人気を誇るが、全国区ではないということか。
    たぶん平成最後の新大関は御嶽海だろうが、長野以外から客を集める力はあるか。

    >>豪栄道がよく見せている、相手の突き手を払うような引き技が開発された。「開発」という言葉を使うと皮肉に受け取られそうだが、違う。と思う。
    あの「両手猫招き」みたいな引き技は豪栄道の「開発」で間違いないです。ただ、対戦相手も対策は練ってくるし、引き技の逆襲を喰らって負けることも多い。両手猫招きを多用する場所は豪栄道は不調のイメージだ。

  2. shin2さんへ
    コメント、ありがとうございます。
    たしかに豪栄道の場合の「両手猫招き」は、墓穴を掘るケースをしばしば見ます。しかし、それを応用した貴景勝のヒット&アウェー的な、押しと引きをタイミング良く繰り出す戦法は、自身の体勢を崩すことなく攻め込む展開を見せていると感じます。創始者を超えた、と言えると思います。

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