豪栄道

御嶽海戦の 豪栄道の相撲が「Best of 豪栄道」って前回とタイトルが似ている





豪栄道が御嶽海の連勝を止めました。両廻しを引き付けて、挟みつけるような形での、力強い寄り切りでした。一門の大関の意地というか、貫録というか。

たまたまですが前回、今場所の稀勢の里を「私が望んでいた下手にこだわらない相撲」と書いたのですが、御嶽海戦の豪栄道の取口も、「私が最も望んでいた取口」でした。

入幕当時の豪栄道を、「がっぷり両廻しを引き付けたら、最も朝青龍が嫌がる力士になる」と以前のブログに10年以上も書き続けていたが、今や朝青龍の甥が幕下だ。

まぁ、同じような取口が続かないのも豪栄道だが、とにかく全勝優勝した場所も押し相撲や両差しが多くて個人的な満足感は無かった私に、もう一度だけ夢を見せてほしい。本格的な四つ相撲の型を。豪栄道らしい武骨な型を。

稀勢の里も豪栄道も32歳か。以前のブログでは稀勢の里で48回、豪栄道で45回の、勝手な妄想の記事を更新したけど。たまにイメージ通りの取口を見ると、その取口をず~っと見たくなるものだ。

千代の富士なんかは、ホントにほぼ不動不変の立合いで、取口も基本は変わらなかった。やっぱり偉大なのだ。今場所の残り、豪栄道は果たして。

北勝富士と竜電、中盤戦も星を伸ばしてほしい。両力士に共通するもの、それは根気強い相撲を取るところ。見応えのある勝負は、根気強い相撲から生まれる。

そういう平幕力士も含めて、優勝争いに踏ん張って残る力士が多い場所になって欲しいな。豪栄道と栃ノ心が、カギを握るか。

大相撲力士名鑑 : 豪栄道




2件のコメント

  1. >>2018.9.5 05:02
    >>稀勢、ひと息…豪栄道相手に3勝8敗 北の富士氏「見てはいけないものを見た」
    >>https://www.sanspo.com/sports/news/20180905/sum18090505020002-n1.html
    記事では「少々お疲れモード!?」と稀勢の里に好意的だが、むしろ豪栄道の稽古場の強さを評価すべきだろう。
    昔から「稽古場の勝ち負けは参考にならない」とは言われるが、やはり稽古場で強かった琴櫻は32歳で横綱に昇進した。まだチャンスはあるはずだ。

  2. shin2さんへ
    コメント、ありがとうございます。
    確かに、豪栄道にはチャンスが残されていると思います。今までは白鵬や鶴竜に対して、謙虚な相撲が目立っていたと感じます。一門の後輩に対するような、御嶽海戦のような上から目線の相撲がポイントかもしれません。そう言えば、豪栄道の肩から指先までのラインは、琴櫻に似ているのでは。

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