高安

九州場所は高安と栃ノ心で優勝を争ってほしい、まずは高安について





九州場所です。力士も明日には福岡に入るようですが、ここ数年は郊外とか市外とかに部屋を構えることが多く、その辺を力士がウロウロという場面は以前よりは減りましたけど。

11月というと、私は学生の頃、所属するクラブの合宿の時期に重なっていて、その合宿所の隣には花籠部屋がありました。部屋のベランダで荒勢が、こちらをボ~と見ていたのを覚えています。

輪島は姿を見せず、やはりホテル住まいだったわけでしょう。海岸沿いにあった、その合宿所と花籠部屋の宿舎の先の、その広い海も今は埋め立てられて一大市街地、もうすぐソフトバンクと広島の試合が行われます。

などと昔話はこの辺までにしておいて、九州場所は九州場所らしい、節目になるようなドラマを見てみたいと思ってしまう。時代の節目も、ズ~と無いし。時代を動かすような力士の活躍となれば、これは高安と栃ノ心が優勝を争うのが理想的、と思う。

高安については、昨年の3月に「熊のような四つ身の相撲を」というコラムを書いて、その時の「熊」は武蔵丸をイメージして書いたわけだけど、あの右のかいなを返して、貴乃花をも浮き上がらせた四つ身の相撲。

武蔵丸は大関時代は左四つで、はっきり言ってパワーに頼った雑な四つ身だった。そしてその左四つの大関時代の武蔵丸に、高安は似てきている。

関脇の頃の高安に抱いたイメージとは離れているが、その当時は今の強烈な体当たり的カチ上げは少なかった。立合いの攻撃力がさらに破壊的威力になれば、大関時代の武蔵丸的な、雑な四つ身でも構わない、と思う。

立合いの威力という点では、今以上の体重増を避け、攻めの速さを意識すること。スタミナへの不安も高安は言われているみたいだから、やはり体をどう作り上げるかでしょうね。

大相撲力士名鑑 : 高安




2件のコメント

  1. 高安は現在28歳だが、日馬富士・鶴竜は28歳で、兄弟子の稀勢の里は30歳で横綱に昇進している。決して遅咲きではないが、最近ケガが多いのが気になる。秋巡業も全休したようだ。
    気になるのが、毎場所前恒例の稀勢の里との三番稽古で、いつも分が悪い。
    スポーツ新聞の記事用の稽古で、まして稀勢の里は8場所連続休場していた。やりにくいのは理解できるが、横綱を圧倒しないと横綱になれないんじゃないか、と思ってしまう。

    秋場所前、豪栄道は稀勢の里を圧倒した。
    >>【大相撲秋場所】稀勢の里、豪栄道に3勝8敗 北の富士氏「見てはいけないものを見ちゃった」2018.9.4 18:00
    >>https://www.sankei.com/sports/news/180904/spo1809040022-n1.html
    結果、秋場所の豪栄道は12勝3敗の好成績だった。
    豪栄道は別の部屋の大関で、高安とは立場が異なるだろうが、もう高安も稀勢の里を圧倒すべき時機が来ている。稀勢の里の弟分的な地位からは抜け出さないといけない。

  2. shin2さんへ
    コメント、ありがとうございます。
    白鵬世代と次の世代が鎬を削る、それが平成から次の時代への節目の九州場所のテーマになって欲しい、その一番手が高安になって欲しい、と思います。大関時代の武蔵丸に似てきたと書きましたが、ということは大関止まりか?、と突っ込まれそうですね。今の立合いを、さらに磨きを掛けて欲しいところです。

shin2 へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA