錦木

錦木 も大関候補と言えるだろう、今「7人の侍」って呼び方があれば第4位だ





九州場所に注目力士として上げた錦木、期待通りとまでは行かないが、それに近い相撲だった。大関候補の一人と言えるだろう。10年前みたいに「7人の侍」って言葉が有れば、第7位以内には入るだろう。

具体的に上げれば、貴景勝・阿武咲・御嶽海に続く第4位。正代・北勝富士を上位に持ってくる人も当然いるだろう、というよりも、その方が多いだろうが、私は悪くても4位でお願いします。どこに願う?

かいな力の強さと腰の重さを合わせ持つ、この体の強さが錦木の魅力。そして最近は耳にしなくなった「胸の合わせ方」が巧い力士だ、と私は思う。地味な部分だが。

「胸の合わせ方が巧い」とは、つまりは長い相撲を厭わない。そう、竜電と共通している。竜電は頭をつける方だが。長い相撲と言って、錦木も竜電も「攻めが遅い」とか「相撲が好きだ」とは呼ばれていないはず。攻めるべきところは攻めている。

ただ今場所に勝ち越したとは言え、横綱が不在だったという声はある。しかし、白鵬と鶴竜に当たって、面白そうなのが錦木だ、と思う。

先ほど胸の合わせ方に触れたが、今の土俵で胸の合わせ方が巧いのは、やはり白鵬だ。だからこそ、胸の合わせ方の巧い力士を白鵬は嫌がるはずだ。そして、長い相撲も、近年は嫌なはずだ。

鶴竜も、錦木は嫌だと思う。攻め急ぎ的な相撲は少ない錦木、鶴竜の18番の引き技には、なかなか落ちないのでは。腰も重いし、攻めるのも簡単ではない。白鵬戦・鶴竜戦ともに楽しみだ。

体の強さ・・・、もちろん素人が見た目で判断するのだから、強そうな体というのが正しいわけだが、強そうな体が錦木の魅力。来年に期待する力士、錦木・貴源治豊昇龍・・・。そう言えば、豊昇龍のライバルだった狼雅、肉付きが錦木っぽくなりそうな・・・。

大相撲力士名鑑 : 錦木




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