稀勢の里

平成31年の初夢は、稀勢の里の復活優勝と貴景勝VS宇良・貴景勝VS豊昇龍だな





稀勢の里の初場所への出場という話を聞いて、九州場所のときの場所前の状態と比較して、初場所の厳しさを思ったファンもいただろう。「状態が良かったという話だった九州のときでさえ・・・」みたいな。

「場所前の調子でその場所の成績が決まるなんて、『調子相撲』になっているんだ」と言ったのは初代若乃花だったか・・・。稽古が足りないから「調子相撲」になる。本来の相撲の稽古とは、日々の積み重ねであり、場所前の体調と成績は比例しないもの、という話。

とは言え、「調子相撲」という言葉も死語になっている、と思う。初代若乃花の言説の流れで語れば、稀勢の里の初場所での復活は夢ではない、ということだ。優勝候補でも、おかしくない。稀勢の里が今まで日々積み重ねてきたものが、結果として現れるかどうか、ということだ。

しかし厳しいことに変わりはない。稀勢の里のように年少記録に残るような出世をしてきた力士は、若くして引退するケースがほとんどだ。それだけ体を酷使するのだろう。大鵬は30歳、初代貴ノ花も30歳、北の湖は31歳、貴乃花も31歳で引退している。

逆に言えば、32歳の稀勢の里がここで復活優勝でも遂げれば、これは歴史的な特筆事項ということになる。新年を迎えるわけだから、それぐらいの初夢は見てもいいだろう。

他に平成31年は、宇良と豊昇龍だ。どこまで番付を上げるか楽しみにしている。豊昇龍は、たまに見る動画が引き技を出してるのが多かったけど、どんどん正攻法で行ってほしい。平成31年中には、貴景勝と宇良・豊昇龍が見たいものだ。

大相撲力士名鑑 : 稀勢の里




2件のコメント

  1. 宇良VS貴景勝の対戦成績は、宇良の1勝7敗、宇良の最大の苦手だ。
    直近の対戦、平成29年9月場所2日目に貴景勝に敗れて、宇良は1年間の休場に追い込まれた。「仇敵」と言ってよい。
    大の苦手からカモに変わったケースは、千代の富士が十両での初顔合わせから7連敗していた琴風戦を、関脇昇進後の対戦成績21勝1敗とした例があるが、復活した宇良はどうなるか。

    11月場所十四日目・豊昇龍VS貴健斗
    >>https://www.youtube.com/watch?v=mmd2I4fjnK8
    決まり手は外掛けだったが、切り返しか二枚蹴りのようだ。足腰の強靭さは素晴らしいが、大ケガしそうでちょっとハラハラする。いずれ相撲も洗練されていくとは思うが。
    稀勢の里はなあ……1月場所初日は御嶽海戦か。9月場所勝っている相手だが、もう黙って見ているしかない。よいお年をお迎えください。

  2. shin2さんへ
    コメント、ありがとうございます。
    宇良と豊昇龍を、早く幕内で見たいですね。そして貴景勝の今の相撲の型に、いかに対応するか。面白い展開が期待できると思います。宇良には、勝敗を超えたものを見せてくれる楽しみ、もちろんそのうえで勝ってほしいのですが。稀勢の里は、見る方も「まな板の上の鯉」の心境ですね。それでは、本年も宜しくお願いします。

shin2 へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA