稀勢の里

突け突け!押せ押せ!稀勢の里、これでいいのだ





稀勢の里と貴景勝の稽古をテレビでやっていて、稀勢の里が貴景勝を圧倒していた。取口は突き押しがメインだったようだ。面白くなってきた、私の初夢はかなうかもしれない。

右四つでは相撲が取れない稀勢の里が、今まで左差しにこだわってきたのは当然のこと。その、左をめぐる攻防の中で、右からのおっつけにのけ反ったり、タイミング良く突き落とされたりしてきた。

もう突き押しだ。突き押しで暴れまくるのだ。稀勢の里は左四つの相撲が安定して横綱になったわけだが、大関時代は荒い相撲が多かった。そして白鵬を喰ったりした相撲は、その荒い相撲だった。

私は個人的には稀勢の里が入幕した頃から、左四つの型を完成してほしいというコラムばかりを書いてきた。しかし180度方向転換、これからは荒々しい相撲を望む。それが復活への道に見えてきた。

昔、書いていた方のブログで、右上手投げにこだわらずに押し相撲で勝つ魁皇を、速球派から技巧派に変わったピッチャーのようだ、と書いたことがある。8年前の正月のコラムだった。当時、すぐにでも引退するような論調だった大相撲マスコミを尻目に、魁皇は長く現役を続けることとなる。

もちろん、これは簡単なことではないだろう。一流のピッチャーは、速球派から技巧派に変わろうとして変わるのではなく、自身の速球で無理矢理勝負することなく、それでも勝とうとした結果、確立したスタイルということだと思う。たやすくは無い。だって、失敗した例の方が多いのだから。

相撲の型を変えるのではなく、こだわりというか、見栄を捨てるというか。それを捨てたところに、突き押しがある・・・効果的な場面では左も差す・・・稀勢の里の場合は、理に適っていると感じる。

昔、舞の海が「白鵬は柏戸さんのような、一気に出る相撲もしてほしい」と発言して、デーモン閣下に「そんなに簡単に相撲の型を変えられるか」と怒られていたが、稀勢の里はコレとは違う、と思う。

大相撲力士名鑑 : 稀勢の里




2件のコメント

  1. >>貴景勝4勝12敗「悪くはなかった」も随所に悔しさ [2019年1月9日13時38分]
    >>https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/201901090000243.html
    むしろ貴景勝が不調らしい。昔から押し相撲は稽古場では弱いと良く言われるが、優勝したことで貴景勝がマークされているのも確かだろう。

    >>初場所を前に、多くの親方衆や解説者が「(稀勢の里が)初日に勝てば流れに乗ることができる」と評する。精神面が不安定になると、如実に取り口に出るだけに初日からの連敗もありえる一方、2ケタ勝つ可能性もある。横綱としては物足りないかもしれないが、それが今の実力だと思う。【高田文太】
    >>https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/201901090000752.html
    高田文太記者って、作家の高田文夫先生の息子さんか?それはともかく、初日の対戦相手は御嶽海だろう。対戦成績は6勝1敗、カモというほどではないが、上位の力士の中では勝てる可能性が大きい。昨年秋場所は稀勢の里が勝っている。
    ただ「初日から連敗」すれば、マスコミは騒ぎ出すだろう。もう逃げ道はない。

  2. shin2さんへ
    コメント、ありがとうございます。
    稀勢の里には、兎にも角にも、がむしゃらに、攻めて攻めて、悔いの無いようにと・・・それがまずは一番に思うことです。前に出るだけじゃなく、突き落としだって、思い切り良くならば、どんどんやって欲しい・・・勝負の場所だからこそ、「勝った負けたは結果論、如何に戦ったが重要だ」、で良いと思います。

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