白鵬

白鵬 が三本締めでけん責処分だと・・・大相撲村の住人として世論には誠意を持って対応します





白鵬が日本国籍取得に向けて動き出したというニュースで、またもアンチ白鵬的なコメントが多いようだ。そこにさらに、例の三本締め問題でけん責処分ということだ。

三本締めが、千秋楽の神送りの三本締めと紛らわしいというわけで、白鵬の三本締めは「神送り」ではなく「平成送り」の三本締めだったわけだけど、「平成」への感謝の意を込めての。

しかし大相撲の様式美にもとる、ということらしい。確かに千秋楽に白鵬が三本締めを言い出したとき、大相撲ファンとしては気恥ずかしいものがあった。

その気恥ずかしさが日本人的なものかもしれないが、平成最後の記憶に残る千秋楽となったなぁ、という感慨も、その手拍子の中に感じていた。

今さら改めて言うまでもないが、いわゆる世論というのに押された形での処分だ。大相撲ファンは戸惑うが、しかし常陸山の時代から大相撲は一般社会というか世論というか、そういうものに受け入れられる努力をしてきたわけで、今回もその延長線上なわけだ。

30年ぐらい前だったか、「週刊ファイト」のアイ編集長がプロレスファンのことを「プロレス村の住人」と称していたが、今のように大相撲ファンと世論が乖離してくると「大相撲村の住人」という言い方もしたくなるな。

今回の件に関して言えば、なぜ大相撲が日本の国技なのか?あるいは、なぜ国技に相応しいのか?それは神事をしているからではない。それは理想の大相撲、理想の取口、理想の力士というものの中に内包されている、ということを言いたい。

大相撲は日本の国技だが、その神髄は日本人特有のものではなく世界平和につながるものだ・・・(笑)。しかし、これは伝わりにくいな。詳しくは、このブログの端々に書いてあるので読んでください。

とは言え、オリンピックでの白鵬の土俵入りの話は大相撲ファンだけの話ではない。大相撲に特別興味が無い人も、オリンピックで白鵬の土俵入りを見なければならないからね。

だから大相撲村の住人も、謙虚な姿勢でアンチ白鵬・アンチ大相撲・アンチ外国人力士の話に対応すべきだろう。「アンチ外国人力士ではない。白鵬個人の品格に問題があるのだ」という人にもキチンと対応しようと思う、そんな今日この頃だ。

大相撲力士名鑑 : 白鵬




2件のコメント

  1. >>東国原英夫「日本出身の方に」白鵬への発言に差別との指摘
    >>https://jisin.jp/entertainment/entertainment-news/1730245/
    元宮崎県知事、元衆議院議員という功績も名前もある方が、日本人力士支持を表明しておられる。
    一方、相撲ファンに評判の悪い立川志らく師匠は、
    >>立川志らく、白鵬の東京五輪での横綱土俵入りに「アンチが多い。一切文句がつかなかったらいい」
    >>https://hochi.news/articles/20190418-OHT1T50046.html
    ご自身の意見ではなく、アンチのせいにしておられる。なるほど嫌われるわけだ。

    >>帰化決意の白鵬が狙う理事長の座 相撲界を待つ暗黒時代
    >>https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/252134
    マスコミ代表、日刊ゲンダイは「白鵬帰化→引退後『白鵬親方』に→理事長就任」と勝手に決めつけて
    >>白鵬親方の誕生は、終わりの始まりとなりかねない。
    と記事を締めている。

    古い相撲ファンは「暗黒時代」をウンザリするほど経験している。今更ナニが来ても驚きはしないが、平成23年の技量審査場所以降にファンになった「平成のデルフィン(週刊ファイト・アイ編集長が若いプロレスファンをこう命名した)」ならぬ「平成の遠藤」「令和の(誰が来る?)」たちは、白鵬をどう捉えているのだろうか。

    引退→年寄襲名というのは、同じ相撲協会内で「転職」するようなものではないか。
    現役時代の実績が引退後の昇進に直結するわけではない。千代の富士(先代九重親方)は閑職に追いやられ、元貴乃花親方は迷走の挙句、協会を追われた。
    協会役員を目指すなら、政治的な駆け引きも必要となろう。帰化した親方にとっては、相撲を取るより難しいのではないか。
    白鵬は道なき道を進むことになる。手本や模範は無いに等しい。

  2. shin2さんへ
    コメント、ありがとうございます。
    白鵬の国籍取得から親方への話の流れが、理事長へ、さらには「角界を牛耳る」的な流れになるのは、マスコミが一般の方に興味を引かせるため。もう一つは、大相撲のことを知らないため、ということでしょうね。しかし、大相撲ファンが持っている白鵬への思いと、大相撲に興味が無い方々の白鵬に対する思いの距離感は大きいものです。そして、ご指摘の技量審査場所以降の大相撲ファンの多くは、宇良の存在が大きいと思います。だから昭和の世代と比してどうか・・・というのは、もう少し考えて文章にします。

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