大鵬

大鵬 が 白鵬 に敗れたAI場所なわけだが、AIもまだまだでしょうか。





今回も令和元年AI場所の話なわけだが、やはり大鵬の2連敗に触れないわけにはいかない。以前に大鵬と白鵬を比較して、そのうえで直接対決ならば大鵬が勝つと断言したし。

そのコラムでは、あくまでも直接対決で、ということで、もし同時代に大鵬と白鵬が綱を張っていたとしたら、優勝回数は白鵬の方が多かった可能性が高いとも書いた。それでも対戦成績は大鵬が優っていた可能性が高い、と思う。

塩っ辛いものが体に、特に血圧に良くないという情報が昭和40年ごろにあれば、話は違ってくる。だから今の時代、情報が充分にある時代で大鵬と白鵬が競えば、大鵬も塩分を控えて、優勝回数も大鵬が優っていたかもしれない。

直接対決というのは、取口が大きく関わってくる。差しみの巧い大鵬と、右四つだが左でも相撲を取る白鵬ならば左四つになる相撲が多くなる確率が高い。その展開ならば、大鵬に分があると書いたけど。

AI場所では、両差しになった大鵬が寄っていきながらも、土俵際で白鵬に突き落とされたんだっけ。若いころの白鵬は、土俵際での驚異の粘り腰があったから、それはAIにインプットされていたのだろう。

大鵬は、やはり貴乃花にも両差しを果たしながら、外四つで寄り切られてしまった。これも微妙な感じがするが、全盛期の強さは双葉山にも匹敵するといわれた貴乃花、それにこれは全盛期での直接対決ということで判断すれば良いのだろうけど。

まぁ、白鵬戦も貴乃花戦も、大鵬の両差しは棒差し、かいなの返しは足りなかった。それが敗因と言える。それでは、なぜにそうなったのか。簡単なことだ、かいなを返さなくても勝てたから、返していないのだ。それだけ、大鵬と他の力士の力には差があった。

だから大鵬の残された動画をAIにインプットすれば、かいなの返しが甘い力士、と判断されたのだろう。白鵬と、さらに貴乃花にも敗れた大鵬。相撲内容は、かなり競った内容だったけど。しかし連敗は悔しい。というか、これは令和元年場所に限った話だし、意地もある、次回は負けないだろうけどね。

大相撲力士名鑑 : 大鵬




2件のコメント

  1. 大鵬は注がれた酒は絶対拒まなかったとか、1日1斗飲んだとかのエピソードが残る。「力士の健康管理」なんかとんでもない「遊びも相撲の稽古」だった時代が全盛期だった。
    格下の相手なら左差し手を返しただけで吹っ飛ばされた。確か清國との対戦で左肘に大ケガを負い、以後叩き込みを多用する相撲に変わったと記憶している。

    「力士の全盛期対決」でAI場所を構成できないものか。昭和37~39年の大鵬、平成22年=63連勝を記録した頃の白鵬、平成7~9年の貴乃花、昭和52~54年の北の湖。個人的には北の湖最強と思っている。

    プロ野球400勝投手の金田正一氏は、
    >>──現役時代の監督(本誌記者は金田氏のことをこう呼ぶ)の球はどれぐらい速かったんですか?
    金田正一:180キロは出ていたんじゃないか。
    と語る。>>https://www.news-postseven.com/archives/20140223_242013.html
    AIはホラ話として排除してしまうのだろうか。ファンの楽しみは、むしろAIが排除する部分にあると考える。

  2. shin2さんへ
    コメント、ありがとうございます。
    本文でも書きましたが、これはあくまでも令和元年AI場所の結果です。次回は令和2年になるのか、それとも令和元年年末場所なんてことも。今場所に連敗した、大鵬・北の湖・朝青龍のリベンジに期待がかかります。AIの大相撲の知識も、番組のスタイルも、これからさらに進化するのかも。そしてEスポーツみたいに、やがては両国国技館を満員にする可能性もありますね。無いか~。

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