今さらながら 炎鵬 は東龍に勝っていたと断言しますが、それでも私は審判委員の味方です





今さらですが、大相撲秋場所9日目、東龍に敗れた炎鵬。体が無い、ということで炎鵬は負けた。結論から言うと、これはミスジャッジだ。・・・って、言い切るのは良くないな・・・それも取組の2日後に。

体が有るか、無いかで言えば、炎鵬の両足の指は土俵を噛んでいた。腰はブリッジのように、実際に昔のルーテーズの、バックドロップを決めている写真によく似ていた。

体は有った、でよろしいかと。しかしだ、体は有っても、体が割れていなければ、攻めていることにはならない。攻めていることにならなければ、体が無いとの判断はコンマ何秒か速くなる。

体は割れていない、胸が合っている、だから東龍の勝ちだ、という話の流れ。これに対して、右ヒザ、さらに右手まで先に土俵についている。先についているし、右側に東龍は傾いているから、体は割れていて炎鵬の勝ちだとの反論。

しかしながら、炎鵬の体は小さいんだから、体が割れていなくても、東龍は先に体は土俵についてしまうよ、との再反論も出るだろう。炎鵬の体の幅が、他の力士とは違うからなぁ。胸が合っていても、炎鵬の体の上に完全に体を預けられない。預けたら、体が傾いて、思わず土俵についてしまう。

しかしこれは、自ずと結果は出ているだろう。東龍を勝ちと見る側に、その根拠の結論は出ていない。しかし炎鵬を勝ちと見る側には、根拠がはっきりとしている。まぁ、体が無いと判断した時点で、審判委員の間違いだとは思うけど。体が割れてるかどうかは、微妙だけど。

んで、なぜに体が無いと判断したのか。これは審判委員の親方が、現役時代に打っ棄りなどの反り技をしたことがないから分からないからではないか、と思う人が多いだろう。

「自分でしたことが無くても、出来なくても、そこは勉強しなきゃいけないだろう、プロなんだから」と思う人も多いだろう。私は思わないが・・・。

「こんなことが何度もあれば、ファンもガッカリして、大相撲人気も下火になるだろうなぁ」と思う人も多いだろうなぁ。私は思わないが・・・。

「こんなことが続けば、大相撲自体が味気無いものになり、ファンも離れ、大相撲そのものも変わっていくんだろうなぁ」と思う人も多いだろう。私は思わないが・・・。私はいつでも、審判委員の味方だ。

大相撲力士名鑑 : 炎鵬




2件のコメント

  1. 小さい画像だが、
    >>http://tsubotaa.la.coocan.jp/binran/img/48.jpg
    平成21年9月場所二日目、上が垣添、下が土佐豊、垣添の左ヒジが先に土俵に着いているが、垣添の勝ちで物言いも付かなかった。
    (参考>>http://tsubotaa.la.coocan.jp/binran/binran_r.html)
    昭和47年1月場所八日目「伝説の北の富士VS貴ノ花戦」は物言いが付いたが、北の富士の勝ちだった。ややこしい一番は上のほうが勝ち、と審判委員は考えるようだ。
    審判部はできるだけ明確な判定基準を提示すべきだと思うが、最近審判部長が二所ノ関(若島津)阿武松(益荒雄)と2人続けて倒れた。ハードな職務だと思う。テレビに映ることが多いためか、花形の職務と言われるが、実際は敬遠されているのではないか。明確な判定基準ができると困るのだろう。

    今場所は行司も土俵下によく転落する。それも今場所の番附のナンバー1と2だ。
    場所後、行司の異動も実施されると思うが「木村庄之助」はまた見送りか。私、行司の味方なので、多少の粗相は見逃してやってほしいのだが。

  2. shin2さんへ
    コメント、ありがとうございます。
    北の富士は貴ノ花戦については後日、「貴ノ花の足の指は返っていないねぇ」みたいなことを語っていたようですね。しかし翌場所には、貴ノ花が両つま先が浮き、両かかとをついて後ろに倒れるという、これも「体が無い」状態で北の富士が勇み足で負けになりました。やはり「体が無い」よりも「勇み足」の方が分かりやすいということと、昔から誤審は多かったということですね。大変です。そして私も行司の味方でいたいのですが、う~~~ん・・・栃ノ心は不運でした。

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