朝乃山

朝乃山 は千秋楽の相撲内容だろう、そして 鶴竜 の優勝を期待する、どっちかを応援すること少ない私が





13日目の白鵬との相撲では、まったく何も出来なかった朝乃山。それこそ立った瞬間に「負けた」と感じてしまうような、そんな白鵬戦だった。内容なんて無いよう・・・どうもすみません。

前回に書いた朝乃山のコラム、そのまんまの相撲だった。前回は抽象的って書いたけど、それを具現化してしまったような相撲となった。そして14日目は、徹底的に厳しい立合い(今の朝乃山に望んでいるもの)を連日見せている鶴竜との対戦。

その相撲内容については、改めて言うこともない。立合いだけでなく、鶴竜の相撲は厳しく、粘り強かった。朝乃山は、よく攻めたと思うが。鶴竜の方にばかり、目が行ってしまった。

ところで大相撲中継を見ていたら分かるわけだが、舞の海だけでなくアナウンサーまで場所後の朝乃山の大関とりに、甘い審議を期待しているようだ。13日目など、3場所連続二桁の実績を評価してほしいアナウンサーの振りに対して、北の富士は全くピンと来ていなかった。

言いたいのは、3場所で33勝に達していなくても、3場所を通して10勝以上をクリアした安定感ということだろう。そこに意味を持たせたいという振りだったと思うが、北の富士は「横綱に勝ったら」「どっちかに勝たないと」と答え、その後にアナウンサーの苦笑いの声をマイクが拾った。

14日目のテレビ中継でも32勝で大関へ、という雰囲気だった。稀勢の里や豪栄道の32勝は、三役の実績が充分だったから。やはり一人大関というのが大きい。28勝だった初代若乃花や北の富士も、一人大関だった。

結局は、31勝でも32勝でも、33勝でも内容だ。今日の鶴竜戦、ヒジを先についたとはいえ、ギリギリまでヒジを曲げていた朝乃山。鶴竜が頭から行ったとはいえ、朝乃山も頑張った。私も少し微妙だ。千秋楽だな。

そして、優勝争いで特定の力士を応援することはまず無い私だが、今場所は鶴竜に優勝してほしい。今場所の鶴竜の相撲は、これぞ大相撲と言っていいと、本当にそう思う。

大相撲力士名鑑 : 鶴竜 朝乃山





砂かぶりの夜

2件のコメント

  1. 千秋楽、ワリ崩されると思われた朝乃山VS貴景勝が組まれた。いくらなんでも横綱・大関3連敗(全敗)で大関昇進は首を捻る。明日のNHKテレビ中継、舞の海「3場所28勝で上がった人もいるんだから」北の富士「それは俺のことか!(激怒)」というお約束のやりとりもあるだろう。

    白鵬が阿武咲・正代に敗れた翌日の相撲は張り手カチ上げを使わない速攻だった。張り手カチ上げはスタミナ温存のための手段じゃないか、という疑問が生じるが、今日の碧山戦の立合いもなかなか合わなかった。大横綱が形振り構わず優勝を狙っている。おそらく最後の優勝だと考えているのではないか。
    鶴竜は調子が上がって来ている。「横綱は立合いで相撲を制することができる」ことがわかった。長い相撲にはならないだろうと予想するが、勝敗の予想は難しい。とにかく横綱2敗同士で千秋楽対決となって、2場所連続平幕優勝は回避できた。審判部は喜んでいるだろう。
    「無観客なのが残念だ」と思える熱戦を期待する。

  2. shin2さんへ
    コメント、ありがとうございます。
    私も朝乃山の甘い大関昇進には、これまで反対の姿勢で書いてきましたし、実際のところは今でもそうです。ただ鶴竜戦は無観客で歓声は上がりませんでしたが、名勝負だったと思いました。それと今の状況で、千秋楽まで持ってきた春場所。それも影響するかもしれません。とにかく千秋楽が終わって、ですね。

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