朝乃山

朝乃山の「顔」と魁皇とか千代大海をついつい比較しても仕方ないかなぁ





本場所が始まる。やはりドキドキする。普通の場所の初日のぎこちなさ、それが尚更に増すのかも、というドキドキと、久しぶりに大相撲が見られるドキドキと、両方がある。

一場所空いたわけだから、若手力士とケガを治している力士に有利と思うし注目したいし、本当は琴勝峰と照ノ富士の活躍は如何にというわけなのだが、ここは新大関の朝乃山を書くべきだろう。

書くべきだろうってのは、何か書きたくないけど書く、みたいな書き方だ。四つ相撲、特に右四つの力士は私は好きだし、たびたび過大評価してしまうほど好きだ。しかし朝乃山に対して、過大評価をしたことはない。

たぶんその理由は、朝乃山の「優しい顔立ち」にあると思う。朝乃山の人気の一つは、その顔立ちにあるかもしれないが、私が勝手に持っている右四つの力士のイメージは、古風なイメージだからだろなぁ。

そんな優しい顔立ちの朝乃山を見ていると、意地悪なことを書きたくなる。それは「今」の大関とかつての大関との間に、ほんの少しの違いが生じないかという心配だ。大関というか、「相撲は番付で取る」みたいな言葉があったと思うが、その番付の格について。

最近で言えば(最近ではないが)、テレビ番組で大関の魁皇が自身の嫌いな食べ物を食べさせられそうになったときに、隣に触っていた土佐ノ海に「土佐!、食え!」と一つ年上の土佐ノ海に振っていた。「分かりました、大関」って土佐ノ海は食べていた。

現役時の朝青龍と千代大海が二人旅の旅番組に出たときも、ビールを同時に差し出しながら「まぁまぁ横綱」「まぁまぁ大関」と両力士ともに譲らなかった。朝青龍の若手時代のあこがれは千代大海だったし。

ザックリと言えば、番付の格や入門の後先がモノを言う角界で、学生相撲出身の大関が・・・というだけではない。今は小学生の頃から顔見知り、なんてこともある。あるというよりも、多いだろう。中学や高校から知っているってことになると、魁皇や千代大海的な存在になりえるのか、と考える。

貴景勝は年少でも高校相撲からの入門、さらにはあの面構えだから。さらに言えば、2横綱に2大関という薄い番付。朝乃山は新大関として、10勝ぐらいは軽くクリアできそうな・・・そんな番付。ハードルは高い。

大相撲力士名鑑 : 朝乃山




砂かぶりの夜

2件のコメント

  1. 昨年11月場所、白鵬は立合い右で張って左を差して朝乃山を完封した。半世紀以上前、内田改め豊山は立合いでほとんど大鵬に勝負を決められていたことを思い出した。
    まず朝乃山は白鵬に勝たないといけないが、右四つでも白鵬に勝てるか。白鵬より9歳年下の朝乃山が本場所であと何回白鵬と対戦することができるか。技術的には「大人と子供」だ。

    顔で相撲を取るわけではないだろうが、照強の顔は凄い。千代大海よりヤンキー丸出しだ。朝乃山の体に照強の顔が付いていたらさぞ強かろうと思う。人気が出るかどうかはともかく。

    1. shin2さんへ
      コメント、ありがとうございます。
      いよいよ、7月場所が始まりますね。ベテラン横綱・ケガをしていた力士・伸び盛りの力士、一場所飛ぶと、こういう力士に興味を持ちますね。あぁ!忘れてました、新大関にも注目です。などと・・やはり朝乃山は、いじられやすそうな存在なのでしょうか。照強は、いじるとヤバそうですね。

shin2 へ返信する コメントをキャンセル

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

CAPTCHA