琴勝峰

いよいよ始まりました7月場所、何ごとも起きませんように





大相撲7月場所初日、やはり早い、というか短い相撲が多かったが、淡白という感じはしなかった。私の意識に、久しぶりに大相撲を見る「有難さ」もあるのだろう、と思う。

朝乃山が強い相撲で勝ったというのが初日のトップ記事的相撲だったわけだが、御嶽海・正代・遠藤・豊山という朝乃山と同じアマ相撲出身力士の、朝乃山へのライバル意識でどこまで弾けるか、優勝争いに影響するぐらい弾けるか?という興味も今場所のテーマだ、私的には。

とは言え、やはり琴勝峰と照ノ富士だ。初日で一番引っかかった場面は、琴勝峰が土俵に上がったときだった。体のフォルムが、かなり変わっていた。具体的に見ようとしない方が、こういう場合は良いと思う。「ここがこう変わった」とかは考えない。印象がガラッと変わった、ぐらいが良い。

顔つきとか雰囲気とかも変わったが、体の説得力は大きい。強くなったんじゃないか、と感じさせる。取口については、じっくりと見ていこう。これからだ。

そして、照ノ富士も。照ノ富士と琴勝峰と二人で、二桁ぐらいは軽くいってほしい。照ノ富士は、まだまだ慎重な相撲という感じだが、ずっと今の慎重な相撲でいった方がいいんじゃないか、とも思う。言動も謙虚だし、取口も強引さを見せない、今の取口でずっと行けたら面白い。

ヒザのサポーターは分厚かったが、だんだん見るのは慣れてきた。何というか、プロレスの世界チャンピオンだったリック・フレアーのサポーターを思い出す。あれは予防のためだっただろうが、リック・フレアーは50代の半ばまで現役で頑張っていた。

力士のサポーターは 照ノ富士や栃ノ心を見れば分かるけど、ケガのリスクを考えたら予防としてのサポーターは付けて当然、という風になっていくのだろう。かつての、安美錦のサポーターほどの違和感もなかったし。

ということで、琴勝峰と照ノ富士が優勝争いに加わる可能性を考える、今日この頃だけど。新入幕と再入幕が、どこまで行けるか楽しみにしよう。

大相撲力士名鑑 : 照ノ富士 琴勝峰




2件のコメント

  1. 琴勝峰、二日目は若隆景に攻められまくったが、土俵際で逆転した。受けも強い。体も柔らかいのだろう。
    誰と対戦しても好取組になりそうだが、元大関の高安・栃ノ心、小兵トリオ(炎鵬・照強・石浦)、実力者の妙義龍や玉鷲とどんな相撲になるか。一方的に敗れる、という相撲にはならないと考える。
    朝乃山との対戦が見たいが、今場所は時期尚早か。でも優勝争いに加われば当然組まれてもいいはずだ。3月の人事異動で審判部に「編成担当」という役職ができた。これまでのような下手クソな取組編成はしないと信じたい。

  2. shin2さんへ
    コメント、ありがとうございます。
    琴勝峰と朝乃山、右四つの力士同士の取組を、一場所でも早く見てみたいものです。昔々、年間の場所数が少なかった時代は、もっと世代間闘争のスパンが早かったのでしょうね。(もちろん、時間ではなく、場所数という意味で)だから一場所飛べば、何が起きても、多少のことは起こりえることと言えるでしょうね。(朝乃山と琴勝峰が白鵬とともに優勝争いすること・・・みたいな)

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