白鵬

白鵬には最年長優勝とか最年長横綱在位とかのモチベーションがあるのかな?ならばまだまだだな





以前の朝乃山の相撲で気になっていたのは、足の親指が時々浮き上がるように見えることだった。つまり、摺り足が出来ていないことだった。そこが四つ相撲の型の力士として、朝乃山に物足りなさを感じていたところだった。

今場所は、シンプルに言えば、足の親指が土俵をしっかりと噛んでいる。バタバタした場面は見られず、力強い足の運び。良いところの裏返しで、攻め急ぐ難点があったが、今のところ無い。

「豪快で強い」という勝ち方だが、意地悪を言えば、右四つらしいキレイな四つ身で勝てていないような気がする。何か、パワーで勝っているように見える。

四つ身の巧さという部分だが、この「巧さ」というのは、白鵬戦を意識してのことだ。今感じる「強さ」だけで白鵬に勝てるのか、というのが今場所のテーマだ。鶴竜が休場し、貴景勝も絶頂期の突き押しが戻っていない。琴勝峰と照ノ富士との対戦も来場所以降か。

白鵬も、何というか、もうやり尽くしたような感じだが、これからは最年長優勝と最年長横綱在位がモチベーションになってきそうだ。そうなれば、ほぼすべての記録を手中に収めることになるな、69連勝以外。

そうなると、琴勝峰の壁になるだけじゃない、豊昇龍だって間に合うことになる。初挑戦に間に合うというだけじゃない、優勝争いをするぐらいまで。ちょっと、凄いな。

朝乃山VS琴勝峰・照ノ富士っていう図式が楽しみなわけだが、これが展開によっては、白鵬VS朝乃山・琴勝峰・照ノ富士になりかねない。下手したら。朝乃山がここ数場所のうちに、いわゆる「覇者交代」を果たせなかったら、そうなるか。

大相撲力士名鑑 : 白鵬 朝乃山




砂かぶりの夜

2件のコメント

  1. >>四つ身の巧さという部分だが、この「巧さ」というのは、白鵬戦を意識してのことだ。
    白鵬と朝乃山は、技術的には「大人と子供」だろう。白鵬の出場場所が減っているので、白鵬vs朝乃山は3回しか対戦していない。
    横綱に勝たないと横綱昇進は無理だと思うが、今の朝乃山が白鵬に勝てるか。今場所あたりで勝っておかないと「覇者交代」は遠のく。

  2. shin2さんへ
    コメント、ありがとうございます。
    今場所の朝乃山は、はさみ付けるような力強い相撲ですね。今までのイメージとは違います。白鵬に対しても、はさみ付けるような相撲を取るのでしょうか。ここまで、突き押し相撲の力士に対して、そこまで苦にすることも無く、四つ相撲に持って行ってる感じですね。白鵬に通用するか?さて・・・。

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