志摩ノ海 が初めての大関戦、そして 志摩ノ海 のことを書くのも初めてだ





大相撲11月場所も、いよいよ13日目。1敗を守っている貴景勝と志摩ノ海が対戦する。幕内の番付の、一番上と一番下の一番だ。ということで、今回は志摩ノ海について初めて書く。

志摩ノ海は首が決まってるなぁと感じる。いつもピタッとね。ところで、叩き込みが増えた、この要因はいくつか容易に上げられる。私はまずは叩き込みの進化、それも首に手首を引っ掛けての叩き込みがよく決まるようになった、そして巧くなったと思う。

レスリングでも首の取り合いなんてのがあるが、もちろん本来、首は取られちゃいけない。しかし、最近の力士は首が取られやすく、それに伴い、首に引っ掛けた叩き込みも完成していった、と思われる。

アゴを引いての前傾姿勢、これを維持するのは苦しいだろう。ぶつかりで首根っこを捕まれて、引っ張り回される、そんな厳しい稽古で鍛え込まないといけないだろう。苦しくて、ピョコっと首が上下する瞬間は、突き合い押し合いの場面で何度も出てくる。

そういう場面を、志摩ノ海では見ることが、今場所はほぼ無い。上背がある方ではないから、叩かれることはあるだろう。しかし首を引っ掛けられての叩き込みは、たぶんあまり無いと思う。

もう一つ、おっつけが良い。近年のおっつけは、何というか押し込む技、稀勢の里の左のような怪力技っぽい印象がある。輪島のような、足腰をピタッと決めて絞るような、そんな渋いおっつけが志摩ノ海のそれだ。ホント、渋い。

個人的には、出し投げが一番格好良い。出し投げはアゴで打てと言われるが、首を決めてアゴを締めた、そこからの志摩ノ海の出し投げは切れ味がある。そんなときの相撲は、まるで志摩ノ海の頭を軸にして展開されているようにさえ感じる。

体型は現代的だけど、取口は珍しいタイプ。ケガもあっての遅咲きながら、三役辺りで活躍すれば面白い力士。横綱・大関の位置にいればどうなるか、今日の貴景勝戦がその一発目だ。

大相撲力士名鑑 : 志摩ノ海




2件のコメント

  1. 首の後ろに叩き込みを喰らうと、アッサリ手を付く。石浦は両肩の筋肉が盛り上がっているが、叩き込みに弱い。押し出しで86敗、叩き込みで49敗、寄り切りで46敗だ。>>http://sumodb.sumogames.de/Rikishi_kim.aspx?r=12051&l=j
    石浦が小兵ということもあるが、叩き込みの技術が進化したのだろう。
    貴景勝は立合いの変化でよく負ける。千代大龍や栃ノ心に喰らったが、志摩ノ海の変化は記憶にない。隆の勝や若隆景と同じく「教科書相撲」を取る力士だ。
    貴景勝が十両で佐藤の四股名の時代に志摩ノ海に勝った相撲をNHKで観た。順当にいけば貴景勝の圧勝だろうが、1敗同士の十三日目、さあどうなるか。

  2. shin2さんへ
    コメント、ありがとうございます。
    石浦は、どうしても上半身が下半身に比べ、発達し過ぎているのが気になります。重心が上にあって、前に落ちやすい体、という感じがします。それが石浦の相撲の型として、自分で判断しての体作りでしょうから・・・それは昭和との違いと言われそうですが・・・。貴景勝と志摩ノ海の相撲、なかなかの展開になりましたね。志摩ノ海は上位と当たっても、面白い存在になることを感じさせてくれました。

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