若隆景

北の富士 が栃若に例えた 若隆景 VS 霧馬山 は令和の名勝負数え唄なのだ





大相撲7月場所7日目、6日目の若隆景VS霧馬山を北の富士は、「栃若のようだった」と評した。栃錦VS若乃花を私はリアルタイムでは見ていないけれど、大相撲黄金時代の、その時代での最高の取組に例えられたわけだ。

ここ最近は霧馬山が4連勝中で、その勝ち方は離れた相撲での引き技が多かった。今日も離れた展開を望んだ立合いの霧馬山に対して、右で廻しを引く若隆景。これを霧馬山は嫌がった。

霧馬山は廻しを引くことを好む力士のはずだけれど、組んでくる若隆景に四つ相撲で対抗しようとはしないで、もの凄く若隆景の前廻しを嫌がる霧馬山。出稽古で若隆景の強さ、特に前廻しを引いての強さが身に染みていたのか。

若隆景の成績は、12勝から9勝、そして今場所は4勝3敗となってはいるけれど、前廻しを引いての相撲は一場所ごとに良くなっている。霧馬山戦での、攻めの型は素晴らしかった。ポイントになるのは、やはり大きな相手のときだ。

大きな力士を相手に、右が前廻しではなく、深い下手廻しになって、胸が合わされそうになったときだ。ここで北の富士の、「栃若」に話をリンクさせたい。栃錦と若乃花が凄かったのは何か、一番に上げるべきは根気強さだと思う。

巻替えの応酬など、自分の優位な体勢になるまで、栃若ともにあきらめない。若隆景は、まだまだ淡白だ。そして、その根気強さを支えるスタミナも重要になってくる。

若乃花が語っていた当時の稽古量は、ちょっと桁違いのようだ。最初にサラサラした汗が出て、それがやがて油のような汗に変わるが、そこを超えてしまうと、再びサラサラした汗に変わる話は壮絶なものだ。2時間や3時間は、ノンストップだったって話だ。

栃錦も若乃花も、どちらかと言えば遅咲きの横綱だった。若隆景が強くなっていく過程と、少し似ているかもしれないな。そして、霧馬山も頑張れ。

大相撲力士名鑑 : 若隆景




砂かぶりの夜

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