白鵬

白鵬 の解説はレベルが違い過ぎるが、私も近づきたいと思う今日この頃であった





11日目の解説は間垣親方、白鵬だった。今や若手の解説では稀勢の里が絶対的な地位を築いているが、白鵬の解説はユーモアがあるかと思えば、技術面でも精神面でも語ることが深い。

ユーモアと言えば、猫だましを仕掛けた照強が取材に対して、「何のことですか?」と語ったというレポートに続いて、吉田アナウンサーが「白鵬も猫だましはありました」と突っ込みを入れると、絶妙のタイミングで「何のことですか?」と返す白鵬。少し笑った。

阿炎や霧馬山に対して、「力を付けましたね」と白鵬が言うと、何故か説得力が違う。石浦や宇良への技術的な指摘も、なるほどと思える深さがあったし、分かりやすくもあった。

明生の立合いについては、わざわざビデオの再再生をリクエストしてまで解説していたが、細かい部分まで説明して、ここまで技術的に話せるのは琴錦並みだな、と思わせた。

豊昇龍と明生という、立浪部屋の二人の力士に期待していると、明生の取組で語ったところを見ると、白鵬がもっとも期待している若手力士は豊昇龍だなと感じる。かと思えば、幕下以下で今年の終わりぐらいに入幕する力士がいて、その力士は横綱・大関を狙えると、謎掛けっぽく話していた。誰か?

そして今場所の御嶽海は「良い顔をしている」と、これは私も感じていたから4日目ぐらいで「大関に見える」とブログに書いたのだが、そこから「美味いものを食ってるのかな」、と続けた白鵬。どうしても、笑いを取りたいようだ。

実際に今場所は、御嶽海や阿炎は良い顔をしている。先日、定年を迎えた若嶋津の現役当時の取組で、若嶋津VS霧島を見たけれど、引き締まった実に良い顔を両力士ともにしていた。

顔は、やっぱり大事だ。特にアスリートは。比べては悪いが、イケメン力士との声もある北の若なんかは、若干おっとりした顔で、まだまだだなぁと思ったな。

ところで御嶽海の北勝富士戦での敗因を白鵬は、「呼吸が悪かったですね」と答えていた。吉田アナがさらに問うと、「阿吽の呼吸です」と白鵬。力士の呼吸が分かるのだから、さすがだ。素人の語る余地もない。レベルが違い過ぎる。私も、力士の呼吸が分かるようになろうっと。

大相撲力士名鑑 : 白鵬




砂かぶりの夜

2件のコメント

  1. >>明生の立合いについては、わざわざビデオの再再生をリクエストしてまで解説していたが、
    これには驚いた。大横綱で純粋な相撲オタクだ。ちょっと言い過ぎたかと思うと軽くギャクを入れる。緩急自在で、全盛時の白鵬の相撲のようだ。
    「阿吽の呼吸です」は、実際に土俵上で相撲を取ったことのない人間には解らないよ、ということか。素人にも懇切丁寧に解説するが、どうしようもない部分はあるのだろう。

  2. shin2さんへ
    白鵬の呼吸の話を聞いていて思い出したことがあります。ロッテ時代の落合がホームランを打ったときに、ピッチャーの投げた球に「球の回転が悪かった」とコメントしているのを見て、ヤクルトの池山が「ボールの縫い目なんか見えるか?」と言って、広沢や一茂が笑うという場面がありました。その後、ハイスピードカメラで球の回転も見えるようになり、ボールの伸びと球の回転の関係が明らかになりました。それ以前の時代でも、落合には感じることが出来た、ということでしょうね。

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