豊昇龍

逸ノ城 の地味な寄り相撲が新鮮に映る現代相撲に 逸ノ城 は挑戦する、 豊昇龍 はさて





逸ノ城の優勝で、大変だった7月場所は終わった。逸ノ城は初優勝の勢いで、このまま大関レースのスタート位置に付いてもらいたい。かつての横綱候補が、ついに眠りを覚ますのか。

逸ノ城の躍進は、その相撲の型から見て、興味深いものがある。大相撲の型が変わってきたと言われている昨今、それでも逸ノ城ほどの、本格的な地味な寄り相撲は類を見ない。リアルタイムでは見ていないけれど、第42代横綱鏡里が、その寄り相撲の型が一番近いと思う。

鏡里の次の世代が、これも私はリアルタイムで見ていないけれど、近代相撲の祖「栃錦・若乃花」の時代だ。私が知っているのは、近代相撲がすでに始まっている柏鵬時代からだ。だからむしろ、逸ノ城の相撲は新鮮に映るのだろうか。やっぱり新鮮には映ってないな、地味だし。

逸ノ城は注目されるのがあまりにも早かったから、御嶽海よりも年下っていうと少し驚く。まったく、全然遅くは無い。その地味な、じっくりとした寄り相撲に相応しい出世のスピードなのかもしれない。

逸ノ城の優勝で大関レースに新たな有力力士が加わるわけだが、大関レースの一番の若手力士の豊昇龍の千秋楽の翠富士戦は、ちょっといただけなかった。完敗どころじゃない、何も出来なかった。

前回に指摘したと思うけれど、豊昇龍の仕切りは相手に仕切らせてから立つという立合いだ。そこを翠富士に見切られた。翠富士が両手を付けば、豊昇龍が手を下すタイミングは分かる。そこで翠富士は、0コンマのX秒速く立って圧倒した。簡単な話だった。

立合いは、朝青龍や白鵬を参考にして欲しい豊昇龍。そろそろ、二桁勝利を期待される段階に来ているし。二桁勝利が求められているのは、若隆景も霧馬山も同様なのだけれどね。

大相撲力士名鑑 : 逸ノ城 豊昇龍




砂かぶりの夜

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