阿武咲

阿武咲 の可能性の話になると、考えた結果、やっぱり廻しの話になる私





御嶽海・若隆景・阿炎・豊昇龍が、ポスト白鵬時代のメインキャストだ、なんてことを前回書いたわけだが、1月場所に御嶽海・阿炎・豊昇龍に勝ち、若隆景にもあと一歩だった力士がいる。何か、私だけが知っているみたいな書き方だけど、誰もが知っている阿武咲だ。

新入幕からノンストップで小結まで上がった阿武咲だが、ケガの後は前頭の上位では負け越しが続いている。来場所はどうなるか?、と言うか実は上位陣が薄かったから、ほぼ総当たりの1月場所だったのだけど。3月場所は三役が見える位置での総当たりになるから、気持ちも違うだろう。

今さらだけど、阿武咲は新入幕時は貴景勝にまったく引けを取らず、大関候補に四股名が挙がる寸前でのケガだった。貴景勝よりも何でも出来る、そういうセンスを感じさせる力士という印象を当時は持った。廻しを引いても、前に出ていれば、攻めていれば良い相撲を取れる、という感じだ。

引き技は確かに多い。もちろん、引き技について批判する気はない。ただ一つ言いたいのは、阿武咲は必ずしも引き技は巧くない、と思う。阿武咲は引き技を減らした方が、もっと勝てるとシンプルに、そう思う。いなしや引きを意識しなかったら、もっと馬力が出そうだ、と。

3月場所は大関候補と呼ばれるようになるかならないかの、勝負の場所になりそうだ。今年は若隆景や阿炎や豊昇龍が一気に力を付けそうな年で、さらにもっと若い若手力士も力を付ける、そんな令和4年だ。しかし考えてみると、阿武咲もまだ25歳だった。充分に若手力士だ、一番実力を伸ばす年齢と言っても良い。

また四つ相撲の話になって恐縮だけど、右ハズで押し切れなかったら右を深く差して、下手廻しを引いて密着するという流れが、もっと必要ではないか。いなしや引きよりも。やっぱり阿武咲はリーチがある方ではないから、密着するべきではないかな。これから懐の深い、若い力士も増えてくるはずだしね。

大相撲力士名鑑 : 阿武咲




砂かぶりの夜

2件のコメント

  1. 阿武咲vs貴景勝の大相撲での対戦成績は阿武咲の3勝9敗だ。対照ノ富士でも4勝4敗の阿武咲にとっては、貴景勝が最大の苦手だ。
    阿武咲が小結に上がった頃までは阿武咲の2勝1敗、以降貴景勝が途中休場した令和3年初場所は勝ったが、残りは貴景勝が勝っている。
    突き押し相撲では貴景勝には勝てない。そうなると四つ相撲に活路を見出すしかないだろう。御嶽海の相撲が参考になるか、と思うが、阿武咲vs御嶽海戦は4勝10敗だ(直近は阿武咲が引き落としで勝った)。
    突き押しでもなく、御嶽海の相撲でもない阿武咲相撲を作る必要があるだろうが、これは難しいだろう。若隆景や阿炎より若いことが阿武咲の武器だろうが、平成2桁生まれの豊昇龍や熱海富士が上がってくる。

  2. shin2さんへ
    コメント、ありがとうございます。
    照ノ富士世代の元祖大関候補の御嶽海が大関となり、阿武咲は照ノ富士世代と豊昇龍世代とのサンドウィッチ作戦で厳しい状況になるのでしょうか。舞の海が推している隆の勝も、このサンドウィッチの具になってしまうのか、今年は正念場でしょうね。新入幕当時の、あの期待感が蘇るのか、果たして。

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