貴景勝

貴景勝 に品格を求めたい来年であった、綱を目指すなら





貴景勝が今一番綱に近い、と思っている人は多いだろうが、横綱になると思っている人は意外と少ないはずだ。一番の原因は突き押し相撲だから、で間違いない。四つ相撲好きの私でさえ、時代が変わったから、貴景勝の横綱の可能性もあるのでは、と思っているのに。

朝乃山に横綱の可能性を感じていた人は多かった、って過去形はいけませんが。今までの常識ならば、やはり四つ相撲が横綱に相応しいと思うのは当然だ。貴景勝の方が3学年も若く、そのうえ出世も早く、当然ながら勝率も高いというのに、朝乃山への期待の方が高かった。

朝乃山の出場停止処分の軽減を願う人は多い。処分が重いと思うと同時に、日本人横綱の可能性を考えるに、朝乃山への希望の光を細らせたくない、と考えている大相撲ファンが多いのだ。貴景勝にケガが多いのも、綱は厳しいと判断する声が多い理由だ。太り過ぎという声も、もちろん有るが。

以前にも書いたし今回も書いているけど、私は貴景勝に久々の突き押し相撲の横綱の可能性を見ている。と書いているそばから、何かちょっと、厳しいかもしれないなぁと思い始めた九州場所だった。12勝3敗って、大関としては充分の成績なのにね。

実は一番気になったのは高安戦なんだけど、高安の張り差しに怒ったようで、勝負が決まった後、土俵下の高安をにらんで口をモゴモゴとさせていた。いわゆる、因縁をつけていたわけだ。昔の千代大海と露鵬みたいな。貴景勝のは一方的だったけど。

千代の富士や朝青龍や白鵬も、勝負が決まってから相手力士をにらむ場面はあったけど、「口をモゴモゴ」は記憶にない。あの「口をモゴモゴ」はいただけない。品が無い。

ひとにらみして、不敵に笑みを浮かべる、ぐらいにならないと。来年は26歳、距離走者的に急いで急いで体作りをしてきた貴景勝にとっては、まさに勝負の年になる、はずだ。

大相撲力士名鑑 : 貴景勝




砂かぶりの夜

2件のコメント

  1. 東スポの記事だが、
    >>https://www.tokyo-sports.co.jp/sports/sumou/3852419/
    貴景勝は「首はもう毎日、毎回電気走るけど」とコメントしている。現役中はもう首のケガの完治は諦めたようだ。力士は皆どこかケガを抱えて相撲を取っているのだろうが、首は厳しい。日常生活にも影響する。
    九州場所の高安戦は貴景勝も張り返している。
    >>https://www3.nhk.or.jp/sports/special/sumomovies/clip/v8UoYDteKpgqyz.html
    よほど頭にきたか、あるいは首にきたか。旧貴乃花部屋は貴ノ岩・貴ノ富士・貴源治等、あまりお行儀が良くない力士が多かった。今でも貴乃花信者は多いので怒られるかも知れないが。
    ただ、上記東スポ記事によると、
    >>三段目新隆山には「こなすとしんどいだけ。自分のいい型をみつけようとしてやらないと」とアドバイスを送り
    とあるので、冷静に相撲や稽古を分析できる大関だと感じた。だから大関なんだろうが、少なくとも「口をモゴモゴ」は貴景勝の一面に過ぎないと考える。

  2. shin2さんへ
    コメント、ありがとうございます。
    高安に張られたのが首に効いて、それで冷静さを失ったのでしょうね。「口をモゴモゴ」と書きましたが、もう少しで声に出すところでしたね。長州力みたいに「こらタコ、タコこら」なら愛嬌もありますが、リアルに「殺すぞ」と高安に言い掛けそうでした。我慢したから、まだ期待は持てますね。

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