阿炎

阿炎 と 貴景勝 が千秋楽までワクワクさせてくれるかな、くれるよね





年が明けたと思っていたら、もう1月場所だ。照ノ富士の三連覇を阻む力士は現れるかが、一番のポイントとなる1月場所。貴景勝と阿炎がどこまでやるか、なのだ。

阿炎については先場所何度か書いたように、その突き押し相撲は完全に進化している。阿武咲も近いものを見せているけれど、リーチがあるうえに臨機応変の動きも阿炎の相撲の特長だ。

あの突き手とノド輪を合わせたような攻めも、ヒジを外側に張るような押しも、照ノ富士にも貴景勝にも通用した。今の番付最上位に通用したわけだから、どこまで番付を上げられるのか、という期待。

照ノ富士に通用した、というのが大きい。今の阿炎を攻略するとしたら、千代の富士や朝青龍みたいなスピードのある力士が、素早く廻しを引いて密着する、というパターンだ。しかし突き押し相撲全盛の今の土俵で、それを出来る力士はいない。照ノ富士には、阿炎はスピードでは負けなかった。

とは言え、先場所も隆の勝と北勝富士に負けているので、大栄翔や阿武咲も含めて、突き押しのライバルにまずは勝たないと、その先は見えてこない。今上げた4人の力士は突き押し相撲で出来上がっているけれど、阿炎にはスケールの大きさを感じる。この4番で何勝を上げられるか、注目だ。

そして貴景勝。初優勝当時の独特の間合いとリズミカルな突き押し相撲は、今はあまり見せない。ケガの影響もあるだろう。体も大きくなり、リズミカルではないが、一発一発は重くなってはいる。

しかし初優勝当時の、誰にも似ていない取口の衝撃と、だからこそ横綱の可能性を感じた、あのときの期待度は今は薄くなっている。これからは、よりパワフルになること、だと思うし、貴景勝本人もそう考えていると思う。

照ノ富士の独走に待ったを掛けないと、朝青龍の時代も白鵬の時代も独走していたから、またかってなる。まずは貴景勝と阿炎の活躍に期待しないと、ワクワクした千秋楽は迎えられない。というか、順番なら阿炎じゃなくて正代なんだけどね。

大相撲力士名鑑 : 阿炎 貴景勝



砂かぶりの夜

4件のコメント

  1. 阿炎の前腕部を使った押しは強力だ。カチ上げとは違う技能のようだが、これをマスターしたことで力士としてワンランク上がった。出場停止も悪くはない、とは言い過ぎだろうが。
    貴景勝vs阿炎は初場所に組まれるだろうか。大関の対戦相手は番付の上から15人だろうが、そうなると阿炎は外れてしまう。
    もし組まれたとしたら、貴景勝のほうが取りにくいのではないか。九州場所も完敗だった。過去の対戦成績は阿炎の3勝2敗、貴景勝がこれ以上負けると阿炎=苦手と認定されてしまう。

  2. shin2さんへ
    コメント、ありがとうございます。
    照ノ富士の、新横綱3連覇が100何年振りといった話題が出ておりますが、私は今場所は厳しいのではないか、と理由も無く思っております。優勝候補とは言わないまでも、照ノ富士とも貴景勝とも互角に行けるのではないか、と感じさせた先場所の阿炎でした。今場所でさらに、差を詰められるでしょうか?

  3. 先日、丹治兄弟の件でコメントしました。
    阿炎関についても堀切洸助時代(三段目の優勝インタビュー)から注目しています。
    丹治大賀君と同様阿炎関についても、再十両の二場所前5年前よりFacebookグループ作っています。
    シェアさせていただきたく存じます。
    m(_ _)m

  4. 京ばん なら志乃さんへ
    コメント、ありがとうございます。
    阿炎は今場所の、というよりもポスト白鵬の中で大きな存在になりそうですね。そして、突き押し相撲の概念を大きく変える存在になるかもしれません。大相撲関係のシェアでしたら、何でも結構です。

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