霧馬山

大関レースがスタートした3月場所、そして幕下は 獅司 と 大賀 だ





大相撲3月場所も序盤戦が終わった5日目、大賀が幕下での初勝利。あの柔らかさは、やはり若いころの大鵬に少し似ている。大きな相撲を取って欲しい。もっと相手に腰をぶつけて、胸を合わせるぐらいの相撲で良いと思う。大きな相撲を取れるだけの資質を持っている。

そして同じ幕下では、ウクライナ出身の獅司が3連勝。昨年の6月に獅司のことを初めて書いて、それからすぐにケガをしてしまった。もう、体は大丈夫か?

あの力強さがみなぎる相撲は魅力だ。琴欧州も把瑠都も、ケガで不完全燃焼で終わってしまった。獅司にパワフルな相撲の継承を期待したい。パワーの獅司、柔らかさの大賀、そして規格外の懐の深さの北青鵬、楽しみだ。いつものように四つ相撲ばかり取り上げているが、これは致し方無い。好きだから。

今のところ十両も、全勝が翠富士と北の若に竜電という四つ相撲力士なのだ。ところで竜電は堅実な相撲のイメージだったけど、今場所は強引な上手投げを多用している気がする。何か、ベビーフェイスからヒールに転向したプロレスラーの風情だ。悪役:竜電の誕生だ。勝手な私のイメージで、申し訳ないが。

そして幕内、御嶽海は思っていた通りスタミナの問題。場所の後半戦という場所を通してのスタミナもそうだが、廻しを引かれて、長い相撲になったときのスタミナも持たない、持たないとまでは言わないが、苦手だろう。

例によって同じメンバーで恐縮だが、若隆景と霧馬山が元気だ。豊昇龍も入れたいが、少し出遅れた。若隆景に霧馬山と阿炎を加えて、今場所の優勝争いのカギを握る3人になりそうだ。

年齢的にも、力士としてピークを迎える時期になる3人。若隆景と霧馬山は筋肉を見れば分かるが、阿炎も取的のころのテレビ出演で「ジャンプ力が抜群」と紹介されていた。アスリートとしても申し分のない3人。大関レースがスタートした、で良いと思う。

大相撲力士名鑑 : 若隆景 霧馬山 阿炎 獅司 大賀




砂かぶりの夜

4件のコメント

  1. 若隆景と霧馬山は四日目に対戦して、霧馬山が体で圧倒して勝った。若隆景はもう少し大きくなったほうがいいだろうか。関脇は家賃が高いか、と思っていたが、六日目隆の勝に攻められまくったが逆転勝ち、5勝1敗と好調だ。
    若隆景の兄の若元春は左四つで強い。五日目は左四つの先輩隠岐の海を破った。高安戦を見たい。
    幕下は制限時間が短いこともあるが、獅司がウクライナ出身ということにNHKのアナウンサーはほとんど触れていない。それで正解だろう。戦争と疫病と地震が同時に起こっても、大相撲春場所は続いていく。

  2. こんばんは
    大賀くんは幕下初白星をあげ、中日に2勝目をかけて時津風部屋の大畑さんと対戦です。

    さて大賀孝治君の本名、本名は変わっていないので、丹治大賀のままで大丈夫です
    ( ̄∇ ̄)v

    阿炎関は豊昇龍関に逆転されてしまいましたが、気にせず、コツコツと白星を重ねて欲しいですね。

  3. shin2さんへ
    コメント、ありがとうございます。
    若隆景は受けも強くなってきました。大関への足掛かりを目指す春場所、という感じでしょうか。若元春は力強さがみなぎっていますね。身長と体重は、昭和40年代の横綱・大関と同じぐらいで、筋肉の付き方も佐田の山や豊山や清國を思い出します。獅司の体は万全なのか、そこは分かりませんが、怪力の個性派の活躍を幕内で見てみたいものです。

  4. 京ぱん なら志乃さんへ
    コメント、ありがとうございます。
    力士名鑑の大賀孝治の本名、丹治大賀に戻しております。うっかりしていました。ありがとうございます。若隆景や若元春の相撲を見ていますと、大賀(と、もちろん弟の丹治も)の取口も、大賀の体型と体質に合った型で成長してくれるという期待が大ですね。

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