若隆景

優勝争いは 若隆景 と 豊昇龍 、朝乃山と湘南乃海、記録は轟と魁皇を比べました





大相撲は3日目が終わったばかりだけど、今場所も混戦模様。相撲内容に関しては、やっぱり若隆景が良い。速さや力や技だけでなく、相撲の運び方が巧さを増した。その巧さは大関クラスといって良い、一級品の取口だと言える。

霧馬山戦のおっつけと前廻しの流れ、明生戦での腰を支点にした寄りなど、これは相当な稽古量じゃないと身に付かない。頭で出来る動きでは、もちろん無い。巧くて強い。現段階では若隆景が優勝候補ナンバーワンだ、と思う。

さて1日目、2日目と際どく星を拾って3連勝の豊昇龍。相撲内容が悪くて連勝というのは、意外と波に乗るパターンだ。ポイントは、先場所敗れたVS翔猿とVS翠富士。巧い力士は小兵力士に強い、ってイメージがあるからね。豊昇龍も、まだまだだなぁって感じになってしまった。

今場所はここまで、それほど良くない豊昇龍だからこそ、逆に何かあるかも。その逆もあり得るか。貴景勝も正代も、御嶽海も高安も、そして錦富士あたりも強い。やっぱり混戦かなぁ。若隆景VS豊昇龍の優勝争いって、まだ早いか。

十両は今のところ、特別勢いのある力士は見当たらない。そしていきなり幕下だが、湘南乃海がまだ2番だけながら強い勝ち方をしていた。今度こそか。大型有望力士と目されてからが長い。特に、幕下が長い。

あんまり長いのでウィキペディアを見てみたら、今場所で幕下生活が7年目に入る。ということは、18歳で幕下まで上がってきたわけで、かなりのスピード出世だった湘南乃海。幕下生活は6年と1場所。

幕下の優勝争いは、朝乃山VS湘南乃海の一騎打ちになるか。ちなみに朝乃山は湘南乃海よりも、一場所だけ早く幕下に上がっていた。2016年の秋場所のことだ。朝乃山もいろいろとあった、この6年だったのだ。

ところで幕下が長いと言えば、ふいに轟を思い浮かべた。何場所幕下だったのか、これもウィキペディアで調べてみたら全然凄かった。通算115場所だった。十両にも14場所在位し幕内も1場所、幕下以上が連続128場所にもなる。

轟は、21年以上も幕下以上にいたわけだ。ちなみに比べてみたくて、魁皇のウィキペディアを見てみた。幕下以上の在位は、ちょうど21年の126場所。轟に軍配が上がったのであった。

大相撲力士名鑑 : 若隆景 豊昇龍




砂かぶりの夜

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