大相撲九州場所も残り２日。まずは正代、立合いに当たれなかった。立ち遅れ。あの立合いの難易度は、やはり相当なものなのだろう。あれで大関に上がったんだから、あれの威力が落ちれば、それは致し方ない。あれ＝パン食い競争で、それ＝大関陥落だ。念のため。
優勝争いは豊昇龍が大事な貴景勝戦を落として、高安が単独トップに立った。前日の王鵬戦も関係していたのか、豊昇龍は貴景勝を見る場面があった。一気には行けなかった。
それはそれで良かったと思う。突き押しの大関相手に見て相撲を取るなんて、むしろ無謀というか、横柄というか。しかし貴景勝は、いなしも突き落としも引きも巧いから、今日の相撲で良かったかもしれない。今日のように相手を見ても、少しずつ勝てるようになれば良い。
優勝は、私も高安に優勝してほしい。平成生まれ初の関取と呼ばれたのが、白鵬の63連勝のときだから、そのときは次世代の旗頭という印象だった。なつかしい。
一年納めの場所の優勝力士として相応しいというか、高安が優勝したら、ひょっとしたら泣くかもね。とんねるず風に言うと、「泣くな、い～や、泣くね」だな。
さて十両では、いつの間にか北青鵬が優勝しそうな感じがしてきた。強そうに見えないけど、負けにくい力士。入幕するころの大鵬も、負けにくい力士と呼ばれていたらしい。似たような雰囲気だったのかな。
北青鵬は最近の力士に多い、足が長めの力士だ。しかし相撲を取ると、足の長さのデメリットを感じさせない。考えてみると、野球にしろバスケットボールにしろ何にしろ、足が長くて能力の高いアスリートは山ほどいる。力士体型がどうのこうのと、このブログでも度々書いていたけど、もう関係ないみたいだ。
北青鵬は力士体型でなくとも、アスリートとして優秀なのだ。そして相撲勘も、相当に良い。じわじわと相手を追い詰める、その動きに非常に高い相撲センスを見ることが出来る。負けにくい北青鵬が、どこまで番付を上げても負けにくいのか、どうしても期待するのだ。
高安、今場所こそ悲願の初優勝を成し遂げてほしいです。
ブログ主さんが言われた通り、私も優勝したら泣くと思います。
北青鵬は来年入幕を果たし早く三役定着するレベルまでいってほしいです。
正代は来場所10勝できなければ大関返り咲きは厳しいかと思います。
北青鵬は肩越しに上手が取れたら、十分相撲になる。ただ対戦相手も対策は立ててくる。二日目の天空海戦、
＞＞https://www3.nhk.or.jp/sports/special/sumomovies/clip/zMOM9NSOJda3DX.html
ハズで上手を切って、北青鵬の右腰に付いて寄り切った。このあたりが課題だろうが、とりあえず少し膝が曲がるようになっただけでも進歩か。
新入幕の熱海富士は得意の右四つにさせてもらえず、先場所優勝の栃武蔵は得意の左上手を取らせてもらえない。プロの対応力は凄い。
高安は昔の初代豊山や大麒麟の系列の力士だろうが、豊山や大麒麟が抱けなかった賜杯を「今度こそ」つかめるだろうか。
ジョニーさんへ
コメント、ありがとうございます。
高安、いよいよ残り１日になりました。思い切りの良い相撲で、あと一つを決めてほしいですね。北青鵬は来年中には、大関候補と呼ばれるところまで行ってほしいです。そして正代、かつての立合いの当たりを復活できるのかに掛かっていますね。
shin2さんへ
コメント、ありがとうございます。
横に食いついて、さらに速い相撲を取ることが北青鵬の相手力士には必要ですね。それは言ってしまえば、横綱相手の対策にも似てますね。今の展開を、番付のどのあたりまで出来るのか、これは見てみないと分かりません。熱海富士や栃武蔵にとっては、今のところは今の番付で壁となりましたが、北青鵬はさて。
豊山に大麒麟とは、なつかしい四股名が出ました。当時の大鵬に当たるのが、白鵬ということでしょうか。しかし当時よりも、今がチャンスは多そうですね。