若隆景

星の潰し合いで 若隆景 も 北青鵬 も大変なのだ、いつか関脇大関も登場するかもね

大相撲春場所は序盤戦が終わったが、今場所も壮絶な星の潰し合いの場所となりそうだ。前にも書いたけど、これはしばらく新大関は現れないかもしれない。誰かが突出した成績を残すことは、かなり厳しくなる、そんな様相を呈してきた。

出場力士のナンバー2の若隆景が5連敗なのだから、それも不調というのではない、普通に惜しい相撲を取っての5連敗なのだから。若隆景の防御は後ろには強いが、体形的に前や横には弱い。誰もが認める実力者だけれど、今のままでは、ある程度は取りこぼす。

だから連続で大勝ちするのは、大変難しい今の土俵だ。横綱不在という場所もあったし、横綱が「横綱大関」と呼ばれる場所もある。今場所もそうか。番付の東西に大関は必須というのであれば、いつか「関脇大関」も登場するかもしれない。

歴史上無かったことでも、理に適ったものであれば「関脇大関」が腑に落ちる。関脇も小結も、それぞれ3~4力士で、毎場所激しい上下動という場所が当たり前になる、かもしれない。関脇で優勝回数は4回、という力士も出てくるだろう。

そんな状況で優勝争いに加わってほしい力士が新入幕の北青鵬なわけだが、十両の逸ノ城に敗れた。完敗だった。私は取組前から、昭和36年5月の佐田の山VS清ノ森を思い出していた。正しくは、思い出してはいないな、私はそのとき1歳になる直前だったから。連想した、だな。

北青鵬が負けて、そして今場所優勝する。逸ノ城が十両優勝を果たす。62年振りの珍事が再び、という連想。しかし、北青鵬はヒザが悪そうに見える。気を付けないと、曙も琴欧州もヒザだったから。白鵬が付いているから、大丈夫と思いたい。

ここまで星の潰し合いの土俵だと、北青鵬ぐらいの規格外の力士じゃないと、次の大関は難しいのではないか、などと思う今日この頃。それだけ実力伯仲で、土俵は面白くて、何の問題もないのだ。

大相撲力士名鑑 : 若隆景 北青鵬




砂かぶりの夜

2件のコメント

  1. 七日目の北青鵬は関脇経験のある隆の勝戦だったが、ノド輪で体を起こされて完封された。まだ上位では通用しない。
    とはいえ、横綱も大関も大関候補も不在の時代では、若い力士に期待するしかない。新入幕力士に「将来の大関だ」と言っても、北青鵬も困るだろうが。
    翠富士が7連勝で、おそらく後半戦は上位との対戦となろうが「上位」が3関脇4小結しかいない。平幕優勝を阻止する上位の力士も不在だが、ここは関脇・小結に意地を見せてほしい。

  2. shin2さんへ
    コメント、ありがとうございます。
    翠富士は9連勝まで来ましたね。関脇・小結は全勝を阻止できるのか?全勝は阻止できても、優勝を阻止できるかどうか、分かりませんね。追いかける力士同士が星の潰し合いという可能性もありますから。大栄翔が、どこまで星を伸ばせるか。まずは、直接対決を見たいですね。

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