大相撲夏場所初日、稀勢の里や高安、遠藤、宇良、石浦と、いろいろありますが、それでも今日は関取として第一歩を記した貴源治について書くことにします。
まず印象的だったのは、緊張する方だというアナウンサーの話とは違って、実に堂々とした土俵態度だったところです。昨日で20歳になったばかりとは思えないものでした。
そして体重が160kgになっていることに、また驚きです。先日、貴源治の名鑑のページの体重を書きかえたばかりなのに、もう増えていて、それでいて増えているように見えないのです。たぶんバランスのとれた、体重の増え方だからでしょう。
相撲内容の方は期待通りの突っ張りで、幕下のときよりも回転が速くなっていますね。元気者の明生相手に、まったく引けをとりませんでした。足が出ていないように見えましたが、重心が前に突っ込むよりも良いと感じました。あくまでも、そこから四つ身になるための先制攻撃ですから。
投げを打たれたところでの足の踏ん張りは、足腰の強靭なところを見せました。そして、すくい投げで決めました。上手の相手に下手側からの投げで投げ勝つという、強い勝ち方をしました。投げ合いで手を付かなかったのも、さすが貴乃花部屋です。
貴源治のような突っ張りから四つ身の相撲で、回転の速い突っ張りをする力士が少なかったですからね、特に楽しみです。馬力のある突っ張りは、高安とかいますが。
見てみたかった四つ身になってからの展開は、今日は巻き替えにいきましたね。四つ相撲の、別の展開も見てみたいものです。前回の記事のタイトルを、「15日間見られるわけですね」としましたが、早速明日の貴源治の相撲が見たい、そんな夏場所の初日でした。