白鵬

若手で盛り上がった夏場所、白鵬が全勝で締めましたが、結びの日馬富士も大健闘





若手力士の台頭とベテラン力士の踏ん張りで、空前の盛り上がりであった大相撲夏場所です。さらにそれは、来場所以降の白熱を予想させる盛り上がりでもありました。

見事、全勝優勝の白鵬は初日の土俵入りから気迫が充実、相撲内容は気が入り過ぎての取りこぼしも懸念されましたが、とうとう最後まで乗り切ってしまいました。

今場所の白鵬は、勝負への執念を感じさせる相撲が増えました。やはり東京オリンピックがどうとかではなく、目の前の目標に集中した結果でしょう。

それにしても白鵬の体を見ていると、大鵬・北の湖・貴乃花の現役晩年の体と比べて、その充実ぶりは目を見張るものがあります。かつての大横綱は、明らかに晩年は太っていました。(貴乃花は意識的に太りましたが)

スポーツ科学や食生活に関する情報のレベルが当時より、いかに高くなっているかということですが、もちろん白鵬自身の努力も大きいでしょう。その筋肉の質を維持していることに、ただ感服するばかりです。

そして相撲内容では、むしろ白鵬を上回っていた日馬富士。その精神面の充実は見事でしたが、肉体的には常にギリギリで戦っていたのも日馬富士でした。若手に難敵も増えて、後半は厳しい戦いとなりました。

今場所は、宇良・貴景勝・阿武咲・御嶽海と若手が場所を盛り上げ、ブログも若手力士中心で書きましたが、最後結びの一番、日馬富士の大健闘が光りました。

白鵬と正面から組み合ってがっぷり、寄るにしても体を預けるような必死の寄り身となりましたが、その渾身の寄り身が感動を与えてくれました。そして受け切って、堂々と寄り切った白鵬も見事。

貴景勝と阿武咲の初対決など、千秋楽も若手が注目された今場所でしたが、最後の最後で最高の相撲、これが横綱というところをみせた白鵬と日馬富士でした。

大相撲力士名鑑 : 白鵬 日馬富士

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