もう来週は名古屋場所、6人の平幕力士の活躍が楽しみです





名古屋場所初日まで一週間となりましたが、稀勢の里はまだ万全ではないようです。先場所は、あまりにも「切り札の左おっつけ」が使えないという報道が多く、「稀勢の里は左のおっつけよりも、左のかいなの返しが大事だ」などと書いたりしましたが、今場所は深刻です。

今のところ嘉風との稽古までしか分かりませんが、稀勢の里が左を差し込めないときの横攻めが巧い嘉風ですので、稀勢の里の左腕の影響が特に顕著に現れているようです。

嘉風同様の動きがある日馬富士や鶴竜、右四つの照ノ富士や栃ノ心にも苦戦が予想されます。そしてベテランの玉鷲と嘉風に、伸び盛りの若手力士が多数加わるわけですから、厳しい戦いが待っています。

対して、高安の好調ぶりも伝わっております。暑い名古屋場所。高安、体力有りそうです。30歳代の横綱を尻目に優勝、なんてことも充分に期待できるでしょう。

まだ日馬富士と鶴竜には、本当に強い勝ち方をしていないと思います。まずは突っ張って崩してから、攻めたいですね。一番怖いのは、カチ上げにいったところを食い付かれるパターンです。当然ですが、横綱戦がカギとなります。

そして優勝争いの中心の白鵬ですが、若手力士、特に貴景勝との一番が最も注目されます。貴景勝の当たりは、白鵬には通用するのか?第一人者として、白鵬に受け止めてほしいところですし、初顔なら尚のことです。

今までは初顔に強かった白鵬ですが、これから毎場所当たるであろう力士ですし、白鵬の今後を占うような相撲になるかもしれません。北勝富士も初顔ですね。強くなっている正代や、勝てていない栃ノ心もそろそろ怖いです。白鵬の横綱昇進以来、最強の上位陣と思われます。

2場所連続準優勝の照ノ富士、先場所は3差が付きましたので、やはり今場所も綱取り場所では無さそうです。全勝優勝が懸かると、事態が変わる可能性が無いこともないでしょうが。兎にも角にも照ノ富士はヒザの状態ですが、万全ならば優勝候補の一番手、高安と二人で突っ走ると面白いのですが。

しかし実際のところは、優勝争いよりも前頭4枚目の宇良が横綱・大関陣との割りを全部組まれるのか?出来れば全部見たいというのが、名古屋場所の一番の興味です。優勝争いよりも宇良、という感じです。

そして貴景勝と、先場所の相撲が力強かった正代と栃ノ心。地味なイメージながら10勝を上げた北勝富士、ライバルには全敗しておりますが、全敗して10勝って何者?以上の5人に、上位との対戦は無いでしょうが阿武咲も。

楽しみな力士はみんな平幕、新関脇の御嶽海も迎え撃つ立場みたいな名古屋場所。壮絶な星の潰し合いに勝ち残るのは、果たして・・・。

大相撲力士名鑑

 

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2件のコメント

  1. 横審の委員長みたいなことを言うが「稀勢の里、名古屋場所休場したほうがいいんじゃないか」。
    大鵬は体調に自信がないとき、琴櫻を稽古相手にして不調をアピール→休場という手段を使ったと聞くが、まさか稀勢の里も同じ手を嘉風相手に、ってことはないか。
    日経MJ選定、上期ヒット商品番付で稀勢の里はみごと東横綱に輝いた。
    >>http://www.nikkei.com/content/pic/20170606/96958A9E93819688E2E49A81908DE2E4E2E4E0E2E3E59793E0E2E2E2-DSXMZO1737068006062017EA2000-PB1-12.jpg
    「商品番付」は年末恒例の「流行語大賞」と並ぶ、日本の不思議な風習?だが、いずれにしろ稀勢の里がいなければチケットも売れない懸賞もかからない、と相撲協会の幹部には思われているのだろう。
    でも若手の伸びも顕著だし、新大関もいる。稀勢の里の穴はすぐ埋まると思うがなあ。

  2. shin2さんへ
    コメント、ありがとうございます。
    本当に、稀勢の里は無理は避けるべきでしょうね。ワイドショー的な人気は、稀勢の里の人気が膨らまされていますが、実際の大相撲ファンにとっては大関高安や宇良を初めとする若手力士の人気で、充分に期待の場所になっていると思います。興行的な人気の支えは、相撲内容が一番ですね。

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