稀勢の里

稀勢の里 は横綱審議委員会の言う通り、思いっ切り休んで勝負しましょう





横綱審議委員会から秋場所の休場を勧められた稀勢の里ですが、まったくその通りで、ゆっくり万全に治して欲しいですね。体とそして気持ちも、しっかり作っての出場を願っております。勢との相撲などは、稀勢の里の相撲ではないはずです。

稀勢の里は相撲が遅くなって良くなったという、珍しい形で横綱になった力士です。じっくりと自分の型になるまで我慢する、そこには精神面も絡んできます。勢戦など見ると、我慢できなかったですね。

実際のところは、我慢できる相撲になってからも、すぐに横綱昇進とはいきませんでした。一年ぐらい掛かりました。我慢できる相撲がとれるようになって、そこからまた我慢しての横綱昇進でした。文字通り、我慢に我慢を重ねたわけです。だから「出場することを、我慢する」ことも出来るはずです。

今まで柔らかな体で休場が極めて少なかっただけに、焦りは分かります。しかしいくら柔らかいといっても、少し体を張り過ぎていました。筋肉は張り過ぎると故障の一因を作りやすいのは当然で、もちろんそのリスクも意識しながらの稽古だったと思いますが。琴奨菊も筋肉を張って、胸の筋肉をやっちゃいましたし。

入幕して間もない頃、たしか稀勢の里が150kgを超えた頃だと思います。アナウンサーが「まだまだ大きくなる、余裕のある体をしています」と、稀勢の里のことをほめたつもりのコメントをした時に、北の富士が「いやぁ~、これ以上大きくなったらダメですよ」と返しました。

私も、出来れば160kgまでと、その時は思いました。稀勢の里はその後も、体を大きく、筋肉を付けるという方向で、最新のプロフィールでは184kgにまでなりました。やはり「ポパイ」、師匠の隆の里を意識してのことでしょうか。

我慢、我慢とも書きましたが、これも「おしん」隆の里につながりますね。「ポパイ」と「おしん」。隆の里を意識しているのは稀勢の里よりも、ひょっとして書いている私の方かもしれませんが。

一つ言えることは、若手力士の活躍が目立つとはいえ、大関候補はいても横綱候補は出てきていません。(先日、チラッと阿武咲に触れましたが、それはまだまだ先の話)慌てず、騒がず、堂々と出てきてください。

大相撲力士名鑑 : 稀勢の里

 

パワーストーンブレスレット:ローズクォーツで赤房をイメージしました




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