朝乃山

朝乃山 はスケールの大きさな相撲で、阿武咲・貴景勝に追いつけ追い越せですね





大相撲秋場所も最終盤、豪栄道は前廻しに手が掛かる気配もなく急ブレーキ。何とも、相撲は難しいものです。この豪栄道の急ブレーキもあって、平幕力士で優勝戦線に残っているのが朝乃山。

この朝乃山、やはり一番の特徴は優しい顔をしているところでしょう。天下の幕内力士に「顔が優しい」というのも失礼な話なわけだが、57歳のオッサンのブログということご容赦願います。

外見に関しては三代目若乃花のように、弟想いのお兄ちゃんキャラながら、後のトーク番組では「学生時代は学ランの裏地は竜の刺繍でした」と語ったように、中身はまるで違うということは当然あります。

しかし朝乃山は本当に優しそうで、三段目付出のデビューでしたが、駆け引きもある一発勝負の学生相撲のトーナメントよりも、15日間をとり切る大相撲の方が性格的に向いていそうな気がします。アマチュア時代の実績以上の可能性を感じます。

そして右四つの型を持っている、最近あまり見ないタイプ。特筆すべきは、右の脇が堅いところです。そもそも朝乃山のように肩幅の広い力士は、脇が甘いのが一般的でした。朝乃山の体型で脇が堅いのは、これはかなり凄いことです。

脇が堅いのは北の富士や北の湖のように、首から肩のラインがなだらかな力士と相場は決まってました。肩幅の広い力士は脇の甘さをカバーするため、反対の四つでも相撲をとっておりました。

朝乃山は脇が堅く、そのうえ肩幅があるため、相手の重心を浮かせることが出来ています。意地悪な言い方をすれば、今のところは前さばきの巧い力士に当たっていないと言えないことも無いのですが・・・。

若手力士の中では「全然、顔が優しくない」阿武咲と貴景勝の活躍が目立っており、先行する御嶽海にも追いつこうとする勢い。大関レースという意味で、トップ争いをし始めたところです。

その阿武咲と貴景勝を、さらに追う形の朝乃山ですが、右四つの型を持ち、尚且つスケールの大きさもあります。すり足が多少バタつくように見えた出足も、今のところは豪快さが上回っているという感じ。

巧いが、まとまっている雰囲気がある今の学生相撲出身の若手力士に対して、朝乃山の豪快な四つ相撲は異彩を放っています。可能性の大きさの魅力、と言えるでしょうか。

「顔が優しい」のは、むしろ右四つの豪快な相撲に合っているのかもしれません。学生時代の朝乃山の学ランの裏地が、もしも竜の刺繍だったら、ちょっとヤダ。

大相撲力士名鑑 : 朝乃山

 

パワーストーンブレスレット:ローズクォーツで赤房をイメージしました




砂かぶりの夜

2件のコメント

  1. 千秋楽の是より三役、日馬富士vs豪栄道、御嶽海vs嘉風は決まりだろうが、朝乃山の相手は誰だ?
    十三日目終了時6勝7敗の玉鷲か、平幕だが既に勝ち越しを決めている琴奨菊か、あるいは別の力士か。
    十四日目午後3時半現在まだ千秋楽のワリは発表されてないが、もし朝乃山が十四日目、阿武咲に勝てば、俄然優勝争い有利になる。
    もし優勝できなくても、久々の大型日本人四つ相撲の有望新人が現れた。今場所休場している横綱・大関との対戦を早く見たい。

  2. shin2さんへ
    コメント、ありがとうございます。
    朝乃山、14日目には阿武咲の地力に屈しましたが、伸びシロ充分な雰囲気が良いですね。体重に気を付けて、力を付けていってほしいものです。貴源治にも早く力を付けてもらって、朝乃山と貴源治のがっぷり四つの大相撲を見てみたいと思っています。

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