熾烈な関取争いを制し、貴源治が再十両となりました。このブログを始めてすぐの3月、早々に貴源治のブログを書いたわけで、阿武咲や貴景勝よりも早かったわけです。私が、四つ相撲が好きというのもありました。
この半年、幕下の相撲を見る機会も少し減ってしまいましたが、貴源治は突っ張ったり、上手を狙ったりの相撲で、本人が「これというのを、今は決めたくない」みたいなことを言っていた通りの相撲のようです。
相撲内容が大きく変わってブレイクする力士と、同じことを繰り返しながら地力がついてブレイクする力士と、ふた通りあると思いますが、貴源治には後者が似合いそうです。
貴景勝とは、もちろん同部屋でアレですが、阿武咲や朝乃山との取組を来年ぐらいには見たいものです。貴源治も朝乃山も突っ張りがありますし、阿武咲にも四つの相撲はあります。熱戦が期待できそうですね。
しかし、まずは十両での勝ち越し。やはり昨今は学生相撲出身力士の多さもあって、実力伯仲の十両。納めの九州場所での再十両で、来年の活躍を予感させる相撲をみたいものです。
これで幕下の注目は、まずは若隆景と貴公俊へ。特に若隆景、引き締まった体の力士は170㎝前後が多い最近の土俵で、180㎝あるのはうれしい。イメージは初代栃東。さらに水戸龍や炎鵬といった個性派が、関取を目指すわけであります。
幕内では久々の10勝の遠藤も、一年納めの場所が今後を占いそう。九州場所は「遠藤の若手力士への逆下剋上宣言だ!」って、プロレスみたいだ。というか、番付では下になっているから「逆」下剋上じゃないし。さらにBMIが36の阿炎も、十両優勝の次の場所だけに期待大。
夏場所に阿武咲と貴景勝のライバル物語が目立ち始めたあたりから、若手力士は群雄割拠となったわけですが、その流れは明らかに加速しております。で、貴源治に話を戻すと、阿武咲と貴景勝とともに流れのメインストリームにいてもらいたい。
今の貴源治に物足りないのは、スピードでしょう。今のままなら阿武咲には、秋場所の朝乃山と同じように一気に土俵の外。やはり下半身の筋肉のキレ、もっとメリハリのある下半身にしてほしいと思います。
ところで貴源治の身長・体重、新十両の場所で公表された数字をネットの情報は採用していないものが多いけど・・・。実際は何kgなんだ?って思っておりますが、さすがに幕下になると情報も更新されないのか?
最近の大きなテーマである、「体重の増加」。貴源治の体重と番付の上昇が、どんな軌跡を描いていくのか、これは今後の体重に関するバロメーターになるでしょう・・・違うか。
パワーストーンブレスレット:ローズクォーツで赤房をイメージしました
貴源治の化粧回しの画像の「龍神総宮社」ってあまりいい噂を目にしないが、四股名が教祖様親子に由来(兄の貴公俊も)しているし、春場所の宿舎もこの総宮社だから、そうせざるを得ないのだろう。ただ、彼が番附を上げていくと、相撲専門誌以外でいろいろ書かれるんじゃないかと心配している。
身長・体重だけでなく、本名もウィキペディアでは「上山」、「相撲」2017年5月号別冊付録「全相撲人写真名鑑」では「染谷」と記載されている。この事情もいずれ明らかになるのか。
いずれにしろ逸材であることは間違いない。つまらないゴシップで足を引っ張られないよう、周囲も気を付けて、って師匠の貴乃花親方が一番心配なんだが。
それからツイッターもちょっと控えたほうが、って20歳のアンちゃんはこんなもんか。
shin2さんへ
コメント、ありがとうございます。
貴源治、まだ甘さはありますが、体付きも相撲ぶりも大物感が漂います。「北の富士も注目」という感じで幕下の頃から注目されていましたが、じっくりと力を付けてほしい力士です。大関候補は正直な話、複数いますが、横綱をイメージできる若手力士は阿武咲と貴源治です。