力士も博多入り、「一年納めの」九州場所が始まります





力士が博多入りとのニュース、いよいよ福岡の街も九州場所の雰囲気です。一年納めの九州場所、福岡の冬の風物詩。やっぱり福岡市民にとって、いつもの本場所とは違います。

ところで先日、天気予報の中でのクイズで、昔よりも最も平均気温が高くなった季節は?というのをやっていて、正解は初冬だったような。なるほど、昔の九州場所は、もっと寒くて季節感がありました。

私の九州場所の記憶と言えば学生時代、海沿いの校舎の近くにも相撲部屋の宿舎がありました。昨日でソフトバンクが連勝の日本シリーズ、その本拠地ヤフオクドームがある場所は以前は海でした。私が学生だった頃、埋め立ての様子が教室から見えました。

海水を仕切るため、大きな重機が動いておりました。「西鉄ライオンズ」が「西武ライオンズ」と名前を変え、福岡を去った頃でホークスはもちろん南海ホークス。

その大規模な工事もまだ始まったばかり、校舎のすぐ先は海岸沿い。その端っこに花籠部屋の宿舎があって、荒勢が上半身裸で悠然とこちらを眺めてたりして、「オッ、荒勢だ!」などと言って、失礼にも指を指したりしておりました。二子山部屋も近かったような。

あのときの海岸の先に今では、ヤフオクドームを中心とする街並みがずっと続いているおります。そうやって福岡の街も変わり、市街地では「昔はここ、お相撲さんが使ってた」という話を耳にするようになり、やがて相撲部屋が徐々に郊外へ。

そして近年は福岡市外も増えたようです。「タクシー代が掛かって、中州に行くのを控えてる」と語ったのは、たしか現役の頃の雅山。そんなわけで、相撲部屋は広い範囲で点在するようになりました。

以前は自転車に乗った、上下ジャージ姿の力士をよく見かけましたが、その機会も少なくなりました。九重部屋、高砂部屋、井筒部屋は今でも近いみたいです。早起きして朝稽古を見に行こうかと、思う今日この頃。

若手力士の活躍が目立った今年ではありますが、白鵬世代の力士にとっては良いことも悪いこと、一気に来たのも今年でした。横綱・大関、そして琴奨菊・豊ノ島といった白鵬世代の戦いに注目したい、そう思うのも「一年納めの九州場所」だからでしょうか。

昔の九州場所を思い出したり、一年を振り返ったりと、やっぱり九州場所には、そんな風情が似合ってます。

大相撲力士名鑑

 

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2件のコメント

  1. >>鶴竜が九州場所出場「負荷を最大限かけても大丈夫」
    >>https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/201710280000141.html
    出場すれば進退が懸かる場所になると、師匠の井筒親方は明言してしまった。
    鶴竜本人に悲愴感がないのが救いだが、序盤で負けが込むと、井筒部屋の宿舎に報道陣が殺到、というワタシの大嫌いな光景が展開される(のか?)
    朝青龍は不規則な引退だったので、ルーティーンどおりの「横綱の引退」は14年ぶりになる。いや、まだ引退していないが、SNS時代の横綱の引退はどうなるのか「大きなシャモジの落語の師匠」はまた余計なことをツイートするのか。

  2. shin2さんへ
    コメント、ありがとうございます。
    休場明けの力士にとって、大きな意味を持つ九州場所です。私は鶴竜に関しては、かなりやれると楽観視しておりますが。白鵬・稀勢の里・照ノ富士も含めての、優勝争いを期待しております。そこに阿武咲や貴景勝が挑んでこその盛り上がり、一年納めの場所に相応しい展開を見たいものですね。
    「大きなシャモジの師匠」は、隣じゃなく自分チの晩御飯が外食になり、体質改善のためにサバ水煮缶カレーばかり食べてましたね。

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