白鵬と稀勢の里が休場となり、文字通りの「荒れる春場所」が予想されております。優勝争いの一番手は、やはり栃ノ心を推したいところです。高安と栃ノ心の、パワー対決が春場所の見どころ。
しかし意外と逸ノ城を推す声が多いと感じるのは、年齢の部分でしょうか。栃ノ心は30歳、逸ノ城は24歳、横綱陣の年齢から世代交代の意味合いもあるでしょう。
30歳を過ぎてからブレイクした力士は過去にもありますが、ブレイクした時点で平幕だった力士は限られます。霧島ぐらいでしょうか。
それが、栃ノ心より逸ノ城推しの声多しの理由かもしれませんが、私は栃ノ心の連続優勝に期待したいと思っております。まだ逸ノ城には、「相対的な強さ」しか感じません。
栃ノ心はガッチリとした四つ相撲に突っ張りもあって、「絶対的な強さ」の相撲を初場所で見せていました。足を痛めたとのことですが・・・。
「相対的な強さ」という言い回しで思い浮かべるのは御嶽海、稽古場での弱さは相変わらずなのでしょうか。本場所で勝つための稽古、というイメージが出来上がっておりますが。「相対的な強さ」を求めている力士、という負のイメージ。
かつて似たようなイメージがあった力士がいました。若手のころの鶴竜です。上位の力士に対してはアッサリと負け、しかし勝ち始めると強い勝ち方をしました。
若手のころは派手に横綱・大関から殊勲の星を上げることは少なく、地味ながらも下位の力士に取りこぼさない、微妙な立ち位置の若手力士だった鶴竜。
上位陣に負けたときは何か考え込んでいる風な表情で、そこに次に勝つための策を考えている風情がありました。しかし鶴竜が考えていたのは、「絶対的な強さ」だったように思います。
何か、御嶽海の悪口を書いているみたいだ。直接対決の相手に勝つために最善を尽くす、これは悪いことでは無い。しかし、もっと上を目指してほしい。まぁ、実際に稽古を見もしないで書いているわけだから、これぐらいで止めときましょう。
しかし白星は「相対的な強さ」の結果だから、「荒れる春場所」なら御嶽海と逸ノ城が優勝争いに加わる可能性は大です。本音としては、栃ノ心を応援したいけど。
鶴竜と高安の横綱・大関陣に、この三力士が絡んでの優勝争いになるわけだけど・・・豪栄道もいた、ご当地場所だ。三役力士も、もう一人いた・・・千代大龍だ、「荒れる春場所」にピッタリだ。豪栄道と千代大龍が目立ったら、凄いことになりそうな春場所です。
高安も稽古で強いとは聞かない。
>>高安10勝12敗、連合稽古「仕上がっていない」[2018年3月6日9時13分 ]
>>https://www.nikkansports.com/battle/sumo/news/201803060000146.html
>>玉鷲には途中5連敗を含む3勝9敗。
大丈夫か?失礼ながら、鶴竜も「貧乏クジ引いた」ような出場だから、うっかりすると「(仮)横綱」で結びの一番にも出るかも知れない。大きなチャンスが来ているんだが。
栃ノ心も初場所優勝後、あちこちイベント引っ張りだこで、大ケガ持ちの力士には厳しいんじゃないか。
豪栄道は稽古では強いと聞くが、この力士は場所が始まらないと調子がわからない。
あと貴乃花親方、頼むから余計なことしないでほしい。
shin2さんへ
コメント、ありがとうございます。
高安にとって、大きなチャンスの場所となるかもしれない初日は黒星スタートでした。やはり鶴竜と栃ノ心に引っ張ってもらいたいところですが、スタミナという点では、御嶽海と逸ノ城がついていけばチャンスがあるのかも。・・・と、早くも優勝争いを考えておりますが、それだけ混沌としそうな春場所です。