遠藤 清水川

遠藤 は5年、旭大星 は10年、若隆景 は1年、幕内・十両・幕下の筆頭つながりです





遠藤が前頭筆頭で勝ち越しました。あと2日、いよいよ三役への勝負となります。初土俵から、ちょうど5年。最近は「三役になったら清水川」、という話も聞かなくなったけど。

体は変わりましたね。筋肉にもメリハリが出来て、特にお尻のあたりが立派になりました。力士にとって、一番大切な筋肉。それが立派になったと感じます。

同じ平成2年生まれの高安とは、ケガをする前はライバル、というか遠藤の方が期待されていたし、お尻の筋肉は高安に負けてない。二桁に乗ると、大関レース参戦という感じになるが。

そして十両の筆頭で、旭大星が勝ち越し。遠藤が丸5年なら、旭大星は丸10年と一場所。しかし・・・私がコラムで旭大星を書いてから、丸10年。

序ノ口デビューで6勝1敗だった旭大星は、当時80kg台。10年前から、すでに新弟子も太っていた時代になっていて、80kg台の旭大星の四股名を期待の力士に上げたわけでした。

ちょうど10年で入幕を確実にしたわけだが、28歳か・・・まだまだこれから。均整はとれているが、廻しの位置は低くない。低くないというか、今は低くない力士が普通だから欠点とは言えない。

しかし旭大星の体のサイズを考えると、低くないのはキツイ部分はあるだろう。それでも、曲者としての引き出しを持っているし、雰囲気も曲者っぽい。

旭大星のように序ノ口1場所目で興味を持ったという意味では、今は納谷と豊昇龍。80kg台の旭大星に比べ納谷はデカい。豊昇龍は100kgちょっとか・・・相撲経験者としては軽量だ。やはり豊昇龍の方に興味が行ってしまう。

軽量ということでは、やっぱり丹治か。来場所からは、丹治と豊昇龍が気になることになるなぁ。納谷は160kgを、確か超えていたと思うけど。どうなるか。やっぱり強い力士は、18歳で160kgを超えていても強くなるのか・・・実はそれも興味深い。

それにその体型から大鵬ではなく、貴闘力の方にイメージを寄せている大相撲ファンが多いような気がする。しかし、よ~く見ると風貌は、貴闘力よりも大鵬に似ているということが、序ノ口の優勝インタビューで初めて分かった。

さて、5年の遠藤、10年の旭大星、そして丸1年の若隆景、今場所は4勝でした。前のコラムで関取を手中にしたみたいに書いたけど、微妙な状況になってきた。

遠藤は東の筆頭、旭大星も。若隆景は西だからなぁ。そうです、話題が散漫ながらも、今回は幕内・十両・幕下の筆頭つながりのコラムでした。若隆景の十両昇進は他力本願というか、他の力士の負けを期待するような話になるので、止めとこう。

他力本願と言えば(無理矢理、話を関連付けてるが)、照ノ富士と貴ノ岩が6勝7敗で割りを組まれた。自力本願で給金直しへの勝負。これは何とかならなかったのか。キツイな、見るの。もちろん照ノ富士も貴ノ岩もプロフェッショナルだから、見る方とは意識は違うだろうけど。

大相撲力士名鑑 : 遠藤 旭大星 若隆景




4件のコメント

  1. 予想番附は難しい。相撲ファンとしてある程度キャリアが付いて、思い入れのある力士ができてくると、単なる人事異動ではなくなってくる。
    昨年からの一連の騒動には関係なしに、貴源治と貴ノ岩には頑張ってほしかったので、両力士が十三日目勝ってホッとしたのだが、そうか、若隆景4勝止まりだったのか。
    先場所幕下優勝してるから、ゲタ履かせて、というわけにはいかないか。

    旭大星は先々場所と先場所、十四日目と千秋楽連敗している。2×2=4日間のうち1勝でもしておけば新入幕だったが、今場所8勝目、新入幕濃厚だろう。
    幕内で似たタイプだと松鳳山・嘉風・千代の国あたりか。旭大星、スピードがやや欠ける気がする。まあ上記の3人は異常なくらい動き回るが。
    遠藤はもう1勝ほしい。プレッシャーに弱いタイプではなさそうだから、大丈夫だと思うが。
    初土俵からすぐCMも付く大人気者になったので、感情が殆ど顔に出ない力士になってしまったが、CM以外での遠藤の「快心の笑顔」を見てみたい。

  2. 遠藤関、旭大星関とも90%以上で当確だと思いますが‥
    残り2日、まだ他の力士次第では、私はまだ不安が残る印象です
    あと1勝が欲しいところ‥そこまでいけば100%といいきっていいと思うので
    2人には最後まで気を引き締めて頑張ってほしいですね

  3. shin2さんへ
    コメント、ありがとうございます。
    自分が今までにコラムを書いてきた力士が、新三役・新入幕・新十両となると気を揉むことになりますね。やはり自分の好きな相撲の型というのはありますから、贔屓目で見てしまうこともあります。そして貴源治と貴ノ岩、ともに7勝7敗で千秋楽を迎えます。両力士ともに、強敵が相手ですね。

  4. veloさんへ
    コメント、ありがとうございます。
    遠藤の三役、旭大星の入幕も、いよいよという感じです。三役の顔ぶれも入れ替わり、遠藤にとっては大きなチャンスになるでしょう。また阿炎や竜電の活躍を見ていると、今の十両の実力の拮抗は幕内中位ぐらいまで及んでいるのかもしれないと感じられます。旭大星も飛躍のチャンスですね。ところで遠藤の四股名問題は・・・果たして?

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