稀勢の里の、名古屋場所休場が発表されました。6場所以降で最長の休場期間、そして秋場所での進退に言及となれば、これは様々な意見が出てきているようです。
これが今までにも増して、多くの意見が出てきて「モンゴル人横綱なら、引退勧告だ」だったり、逆に「稀勢の里は特別だ」的な意見だったり。感情的な意見が多くて、嫌だ。ファンだから、感情的になるのは当然だから、「嫌だ」と言う方が理不尽なんだけど。
今回の決断は、ワールドカップのポーランド戦における西野監督と同じだと思う。全責任を負う人が、全責任を持って決めたことだから、それに対してアレコレ言うべきではない。それだけだ。
ところで栃ノ心が、やはり好調らしい。左上手を前廻しで引くようになったと、デーモン閣下が語っていた。綱を目指せる、みたいなことも。
平幕の頃、栃ノ心の上手が深いと舞の海がよく言っていたけど、リーチのある栃ノ心が上手を浅く引くと、腕が余ってしまって引き付けが弱くなるのでは、と思っていた。
むしろ昔の明武谷のように、いっそのこと深く引いて、豪快に引き付けた方が面白いとも感じておりました。まぁ、しかしそれは個性派力士としての栃ノ心のイメージ。
デーモン閣下は、「栃ノ心は脇を締めて、前廻しを引けるようになった」とも語っていた。これは以前の、「吊り出しや打っちゃりが出来る個性派」の栃ノ心ではない。
剛力の力士で前廻しと言えば、横綱に昇進したての頃の羽黒山のイメージだ。そしてYouTubeで映像に残っているのは、円熟のがっぷり四つの羽黒山しかなかった、と思う。
「はさみつける」ような相撲、これは見応えありそうです。白鵬と鶴竜との本格的な勝負は、この前廻しの相撲での勝負か・・・。「平成最後の横綱」の誕生への期待・・・です。
>>栃ノ心、東京での稽古終了「まず、手首を治さないと」 2018.6.21 17:24
>>http://www.sanspo.com/sports/news/20180621/sum18062117240001-n1.html
>>5月の夏場所で痛めた右手首の影響でまだ相撲を取れる状況ではなく、四股やてっぽうの基本運動とぶつかり稽古にとどまった。
夏場所後、故郷ジョージアに凱旋帰国等で、ほぼ休養日もなく、名古屋場所の初日を迎えることになりそうだ。
>>稽古で完敗に不安の栃ノ心、本場所入ればV絡む実績 2018年7月6日10時5分
>>https://www.nikkansports.com/battle/column/sumo/news/201807050000608.html
栃煌山と7勝9敗、豪栄道とは11戦全敗!だったとのことで、むしろこの2力士がカド番だったり、平幕2桁の地位にいるのかが不思議なのだが、それはともかく。
上記日刊スポーツのコラムの筆者は、
>>場所に入れば「何じゃ、あの怪力」と驚く相撲を普通に見せる、優勝戦線に絡む-。普通にそう思う。
と書いているが、やはり調整不足だろう。稽古場の勝ち負けはアテにはならない、とは良く言われるけれど。
shin2さんへ
コメント、ありがとうございます。
栃ノ心、稽古場は苦戦のようですね。名古屋場所では話題の中心になる存在ですので、本番で力を発揮してほしいものです。とは言え豪栄道にも、もう一花咲かせてほしい、と密かに期待はしております。何か毎場所、豪栄道に期待している私です。