御嶽海

御嶽海 の取口を表現しようとしたら双葉山みたいになってしまった





大相撲名古屋場所千秋楽、御嶽海VS豊山は熱戦となりました。このブログのタイトル、「大相撲になりました」と・・・「大相撲になりました」という言葉は普通、熱戦の中で両力士が一瞬止まったときに発せられる言葉だから、御嶽海VS豊山は止まらなかったし。

栃錦VS大内山の歴史に残る名勝負を思わせた、・・・は少し言い過ぎか。ちなみに私は、なぜかアンドレ・ザ・ジャイアントとスタン・ハンセンの名勝負も思い起こした。伝説的な田園コロシアムのヤツ。

御嶽海の攻めは、いつもと違って強引だったか。最後の寄りも腰が高かったし、豊山の腰も少し高めだったので、それでスタン・ハンセンが頭に浮かんだのだろう。

御嶽海には秋場所での大関獲りに期待が掛かるわけだが、今の横綱・大関陣の年齢を考えれば、当然横綱も視野に入るわけだ。輪島以来の学生相撲出身力士の横綱への期待。

別に学生相撲出身力士の横綱を期待しているわけではないが、大相撲を見始めた頃、「豊山は横綱は無理みたいだねぇ」みたいな空気が土俵に漂っていた。残念だなぁ・・・という感じの。

豊山が引退して1年と1場所で、輪島が登場。豊山が出来なかった綱取りの夢を輪島がかなえ、やはり学生横綱の中でも強いのは大相撲でも横綱になるんだなぁ、と思ったものだった。あれから45年。

しかし千秋楽のテレビ中継で舞の海が、「御嶽海はぶつかり稽古の時間になると、上手に避ける」みたいなことを語っていて、そこには不安を感じるなぁ。

輪島はランニングをしていたけど、御嶽海は縄跳びや坂道ダッシュ。「稽古は土俵の中だけではない」とも公言する。稽古に関しては、共通点のある御嶽海は輪島。

取口は、何というか・・・何だろう。特にコレ!、となると難しい。今場所の優勝は「他の力士よりも、少し強かった」という感じか。「誰とやっても、少しだけ強い」と言われたのは双葉山。だから何?

大相撲力士名鑑 : 御嶽海




4件のコメント

  1. >>栃錦VS大内山の歴史に残る名勝負を思わせた、・・・は少し言い過ぎか。
    いや、両者動きっ放しの「大相撲」なら十分匹敵すると思います。去年の名古屋は宇良VS高安という「次の展開がまるで読めない大相撲」という、何度見てもおもしろい名勝負もあった。
    ただ、宇良はこの相撲で負傷して、1年間休場して来場所は三段目下位から出直しだ。御嶽海戦後の豊山は右膝を立てて蹲踞をしていたが、大きなケガに繋がらなければよいが。

    御嶽海対豊山の熱戦を、舞の海が横綱同士の相撲よりいい内容と褒めていたが、たぶん「モンゴル人横綱同士の相撲」よりいい内容という意味だろう。せっかくの熱戦に水を差すような、余計な嫌味を言わせたら舞の海は日本一だ。「嫌味のデパート」だ。
    ああ、御嶽海の話だった。右四つ得意で正解なのか。月刊「相撲」誌では「得意技・突き押し」と掲載されているが、押しで一気に相手を土俵外に運ぶイメージもない。
    松鳳山や嘉風や千代の国のような「とにかく動き回って勝機を掴む」タイプの力士の上位系・進化系か。動きは前記3力士より遥かに洗練されている。

  2. shin2さんへ
    コメント、ありがとうございます。
    御嶽海は、その取口にしろ、稽古に対する考え方にしろ、独自の道を歩んでいるように見えます。ひょっとすると目立っているだけで、最近の若手力士に共通しているものなのかもしれませんが。結局は勝負の世界ですから、今後の横綱・大関戦での結果が注目されますね。まずは大関獲りです。

  3. 「大相撲になりました」とは別に「大相撲」は「力の入った見ごたえのある相撲の取組」という意味合いも含まれているので御嶽海VS豊山の取り組みはまさしく「大相撲」でしたね。

  4. 名無しさんへ
    コメント、ありがとうございます。
    御嶽海VS豊山、そして今場所は朝乃山も土俵を盛り上げました。新たな世代の、新しい「大相撲」をこれからも毎場所で期待したいですね。

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