貴景勝が休場する。両差しの相撲について、これからの可能性を書くことが多くなりそうだ、と思っていたところでの、両差しの相撲でのケガ。微妙に、普段は使わない筋肉や関節の動きがあったのか。
だから、やはり突き押し相撲に徹するべきか、という話の流れになるのかなぁ。前々回の貴景勝のコラムでは突きし相撲に徹するべきと書いたけど、貴景勝本人の横綱に対するイメージというのもあるだろう。
身長に対しての体重を考えると、今後のケガの影響も心配されるけど、貴景勝は食生活に関してかなり詳しいようだから、ケガには強いのではないかと思う。
前回は立合いの突き手が進化した、右手をバネのように使っているなどと書いたが、その張った右ひじに、立合いに左にズレる北勝富士の押しがハマってしまったようだ。
今回のケガも、立合いも、両差しも、ケガが治ってから、じっくりと見ていこう。場所がヒザだけに、慢性化しないことを願うのみだ。
そして今場所は、貴源治がいよいよか・・・令和最初の節目だけに、そんな想いがある。最初にコラムを書いたときは10代だった貴源治も、もう22歳だ。豊昇龍・納谷とは2学年違い、狼雅とは実は1学年で、北の若とは3学年違う貴源治。このバランスは、なんか楽しみだ。
平成最後の場所で貴景勝の新大関、炎鵬の新入幕は時代の節目となったが、令和最初の場所で貴源治の新入幕と豊昇龍の新十両が決まれば、これも令和最初に相応しいと思う。これに、北の若の序ノ口優勝が加われば文句なし。貴源治も十両優勝を期待したいなぁ。
五日目、貴源治は豊山の左外掛けを右掛け投げで返して勝った。170㎏対175㎏の対戦とは思えないほど、鮮やかに決めた。
ようやく開花しそうだ。十両11場所目、十両2枚目は3度目だが、今度こそ新入幕だろう。
>>大相撲関係者が「この一番が序ノ口の事実上の優勝決定戦でしょう」とうなった注目の対戦。相手は東農大で主将を務めた時栄。
>>「腰の寄せ方とか、もっと腰を割るとかしないとダメですね」。土俵に倒れた時に、顔面から落ちてしまい右顔2か所の大きな擦り傷を作りながらも、反省は忘れなかった。
>>https://hochi.news/articles/20190514-OHT1T50036.html
高卒ルーキーが大卒を倒して、反省のコメントだ。負ける気などこれっぽっちもないのだろう。
相撲漫画の主人公のライバルのような風貌だが、とにかく強そうだし、実際強い。
北の若が幕内上位に昇進するまで、白鵬に現役でいてほしいと願う。
shin2さんへ
コメント、ありがとうございます。
北の若が白鵬に挑戦する場面、ぜひ実現してほしいものです。3年後ぐらいでしょうか。出来れば2年とちょっとぐらいで、と期待したいです。そこに栃ノ心と貴源治といったガチガチの四つ相撲も加わって、新旧のがっぷりの大相撲対決となれば、ワクワク感は最高潮になります。